新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第十話 Cの衝撃/中・華・爆・裂

11/12

出立7日目 中国7日目 陽朔3日目~広州

 

スラマッパギ!

といいつつ中国である。

 この日は前日の疲れもあり、起きてすぐに12時発のバス移動へ。

 

朝食はこの蒸しパン(虫食いですが)

 

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見た目ほど甘くなく、と言うか甘くなく、無味に近い甘さ。

しかし、よく考えたらこれでいいのかも。

 

中国のペットボトル飲料は、やたらに甘い。

着後初めて買ったアイスティーは殺人的な甘さだった(日本のリプトンにガムシロ2個くらい入れた感じ)。

そういえば、以前会社の上司が中国出張したときの話として、

「緑茶も甘い」という話をしていたのを思い出し、ほかのボトルのラベル裏も見てみると、ジャスミンティーにも糖類がぶち込まれていた。

以後、私は水だけを買うことになったのだが、この激甘茶と一緒に摂取するなら、蒸しポンの甘さはこれで正解だろう。

 

さて、バスで陽朔~広州は6時間といわれた。

前日切符を買ったのはターミナルの近くの小さな店。店員さんがプリンちゃんだった。よし!

ここに30分前に行くと、店員さん、自前の原チャリを出してくる。お?ここじゃないのか?乗れと?デカいソフトタイプのトランクを無理やり足元に押こみ、店員さんの後にまたがる。やっぱりノーヘルで出発。

店員さん、髪が長く、きちんとブラッシングした上にカチューシャでおしゃれに決めているのが見て取れた。やはりノーメイクだが。

この髪が靡いて顔に当たりまくり、くすぐったい。そしてなぜか甘酸っぱい。

あー、ヤバいわー、いろいろ。

 

で、バスターミナルからバスに搭乗。

桂林から出たバスのようで、すでに満員状態。バスの一番奥の席に寝転がる。そう、寝転がる式の席なのだ。

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途中2回の休憩をはさみ、時計が18時を回ってもまだ着く気配がない。

何度も停車すると思ったら、都度客を下して、また高速に乗っていた。

これはまだいい。

その後、妙に長い停車だと思ったら、バスの腹から大量の小麦粉を運び出し、トラックに積み替える作業を展開。終わると金を渡し、トラックの男たちは走り去った。

時間過ぎてる上に、客待たせて副業に精を出すとは、いい度胸じゃねぇか。

ほかの客に動揺がないところを見ると、これがデフォルトのようだ。

一時間以上遅れてバスは到着。19時を回っていた。

ここから地下鉄に乗れればいいのだが、駅が見つからず、一時間さまよって別のバスに乗り、地下鉄最寄り駅で降りて、ようやく目指す駅に。

 

駅を出ると目の前に広州タワーが。

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デカいなぁ。

しんどかったけど、もう少しで宿だ、頑張ろう。

と思ったが、まだ追撃があった。

予約した宿の場所に行くと、更地だった。

サイトを通じて予約し、そこの地図通りに来たはず。な、なぜだ!

周辺を一時間以上さまよったが見つからず、仕方なく、WiFiあるとこで情報再検索作戦。

場所は中国(広州)の定番?チャイニーズファストフード店「72街」。

中華風どんぶり系と麺類を扱う店、のようだ。

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スープとレタス炒めつきで21元。

正直、個人商店のほうがうまいが、まぁ、いい経験です。

 

さて、再度検索した結果、宿は更地の近くにあり。

しかし、その場所は、表向きはビル街、その一部にある門番が立つ仕切られた箱庭的空間の中を進んだ、郵政公社の社宅的な団地の一室にあったのだ。

わかるわけねぇだろ。

若い友人同士でやっている個人商店的な宿だった。

 

かくして恐ろしいチャイナクオリティに翻弄された一日であった。

さて、翌日(日付的には今日だが)はついに香港編でござる!