新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第九話 Cの衝撃/雨と月とまだ見ぬ桃源郷

陽朔二日目。

 

今日はチャリダーとなって、遠出するでぷー。

レンタサイクルは街中に溢れてるでぷー。

 

あ、朝は牛肉刀削麺です。

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小~中学生くらいの男の子が働いていた。平日だが……

……いい笑顔だったな、うん。

 

まずは片道5キロくらい?見る角度によって月の満ち欠けに見えるという穴の開いた、月亮山にGO!

と、途中に胡蝶泉なる観光地が。

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モスラじゃねぇか。

怖すぎるわー。

モスラって、女性人気高いんですって。大体の人、蛾が嫌いなのに。

俺も翼長250メートルくらいまで拡大された蛾のリアルな体表とか見たくないんだが、なんで人気なんでしょう。私的には謎です。

 

話がそれましたが、無事に目的地へ。

入り口を確認していると、老婆が寄ってきた。英語が喋れるのだが、仕切に「ガイド」、「五元」を繰り返している。入場料(15元)もご丁寧に教えてくれた。

なるほど、英語とはいえ、何か教えてくれるなら、まぁ、大した出費でもなし、聞いてやろう!とOKを出すと、自転車を止めて着いて来いと言う。

えっ?入り口と正反対?

訝りながら進んでいくと、茂みに突入、ドンドン斜面を登っていく。

ああ、ガイドって正規ルートでの入山のガイドだったんだ。

それにしてもこの老婆、雨でぬかるんだこのケモノ道を、折り畳み傘片手にヒョイヒョイ登っていきやがる。健脚だな。

正規ルートに合流後、帰りは正門から堂々と出ればいい、と告げ、老婆は五元を手に去った。ありがとう。10元くらい別によかったんだが、おもしろかったから、まぁ、よし!

 

しかし、ここからが曲者で、意外とシンドイ階段の連続。

き、キツい!

元上司Eさんが言ってた、「旅行前にダッシュで山登り」をしておくんだった!日本酒と上司の言ったことは後から効いてくるぜ!

 

よ、ようやく着いたぞ!

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って近いわーっ!

月の満ち欠けがどうとか、見えねぇよ!穴!月でなくて穴!

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た、多分分岐点で間違って近くで見れるほうに先に来ちまったんだな。

そうに違いない。

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そう、この感じ!

いいねぇ!

この見える位置から角度変えるの難し…まあいいや!

 

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帰りに橋から。本当、山水画の世界だよなぁ。

 

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お昼はひき肉と茄子の炒め物。なんかこの街、ライスデカくね?

 

店の人(若い男女)が「日本のお金持っているか?」とコミュニケーションをとってきた。コインから始めて(なんせ慎重にな!)札まで紹介。興奮して写メまくり。

まあ確かに、こっちも人民元ちゃんと見たの初めてだったし、気持ちはわかる。

最後に100円をレートで交換した。

 

さて、次に目指すは「桃源郷」である。

かの有名な、あの!?

どうやら国が作ったらしいが、英語表記が「シャングリラ」ってなってたら行くしかあるまい!チャットモンチーはうるさい!

しっかし、距離はさらに13キロ。

山まで登って膝はすでに大爆笑。日も傾いて16時過ぎ。

つーか戻ってきたらフルマラソンくらいの距離じゃん。

どうするか……いや、男が一度決めたことだ!

と、走り出すが、やはり足には疲労がたまり、日は傾き、後悔が頭をよぎる。

だが、艱難辛苦の末、ようやく到着。

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閉園してたわ。

かくして、故事の如く、求めて行ってもたどりつけないと言うオチと相成りました。

 

帰りは暗闇の中、街灯もなく、レンタサイクルには…否、中国の自転車にはライトがついていなく、自動車がすぐ横を通り過ぎる状況。

リアル桃源郷行きを覚悟しちゃった、てへ☆

 

なんとか戻って自転車を返却し、今日も西街へ。

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紅糖豆腐花  アツアツの豆腐に黒蜜をかけて食べる。スッキリした控えめな甘さ。

 

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鉄板香豆腐 陽朔名物。鉄板に敷き詰められた薄い豆腐に、たれ一味をまぶす。お好みで唐辛子ベースの薬味を。濃い目の味付けが豆腐に絡む。薬味と相まった辛さが絶妙。

 

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湖南臭豆腐 揚げた豆腐はこんがり油揚げチックにサクサク。ニンニクベースのタレも香ばしい、ビールがほしくなる一品。

 

三者三様の変わり種。どれも日本にはない、独特の風味がよかった。今日の俺、豆腐気分。

 

と孤独にグルメを楽しんだところで、今日はこれまで!