第二話 Jからの脱出/新たなライダー
【特撮話のあれこれ】
さて、旅行とは関係ない話である。
先週から新しい仮面ライダー『ドライブ』が始まった。オーズ風にまとめると、
1、今回のライダーはバイクではなく、車に乗る
2、フォームチェンジは肩掛けのようにボディを斜めに走るタイヤ交換で行う
3、主人公は刑事である
特に1に関しては、「ドライバーやんけ」という批判もあるが、もうその辺はいいと思う。バイクはもはや重要ではなくなっている。
(RXだって四走行のライドロンに乗っているし、電王は電車だ。そもそもほとんどバイクに乗らない連中だっているのだから、些末なことだ)
要は面白いかだ。そしてその判断は、第二話で決まる!
第一話はあくまで顔見せ、自己紹介に過ぎない。そこから踏み込んでどうなるか。」
刑事ものということで、謎解き要素もあるのも見どころ。第一話でとりあえず(復活する要素がある)怪人を倒したが、謎は残ったまま、それを主人公は睨んでいる…という終わり方。
おお、なんかいいぞ。探偵モチーフの『W』を彷彿とさせる。
これでMOVIE大戦(年末の映画:前年の仮面ライダーのアフターと、今のライダーの特別編、さらに二大ライダーのコラボを描く、三本立ての映画。それ以前の過去ライダーも結構参加する)は決まりだ。
いや、もう一人いた。
石ノ森ヒーローで、過去のライダーシリーズで登場を果たしていないアイツ……そう、『ロボット刑事K』だ!
Kは犯罪組織・バドーが繰り出すロボットと戦う刑事で、人間に変身できない、ジャンパーソン形式の刑事ロボット。
非戦闘時は赤いジャケットと黄色いハンチング帽という、ハイセンスすぎる格好で、ドギツいマシーンに乗っている。
そして戦闘時にはそれらを脱ぎ捨て、言ってしまえば裸で戦う。海パン刑事とほぼ同じスタイルだ。
彼は人間でないゆえの葛藤がある。
上司のベテラン刑事からは「鉄屑野郎」と罵られ(まぁ、この人は口は悪いが、ツンデレ)、子どもからは「ロボットだからわからないんだ」みたいなことを言われて傷ついている。あんなに人間に尽くしているのに!
特に思い出深いのは、バーベキューのシーンだろう。
事件が解決し、ベテラン刑事とその家族、Kの相棒的存在の若手の刑事らと連れ立って、河原で楽しく食事のシーン。
Kはひたすら焼くが、もちろん食べれない。
「なんだかかわいそうね」とベテラン刑事の娘。
「人間じゃないから仕方ないんだ。見ない方がいいんだ」みたいな感じの相棒。
おいっ!滝さ……違う、相棒!お前がそれを言うのか!
見ない方がいいってお前、献身的に焼いてんだろうがっ!
ちょっと離れて小さい声で言ってるけどな、そいつは人間よりも数倍耳がいいんだよ!
ほら見ろ、目が悲しみを表すブルーになってるし、ナレーターまで、
「Kはマザー(メンテナンスをしてくれる、巨大な母親型ロボ。観音像みたい)に無性に会いたくなったのだった」
って、めちゃくちゃさみしい終わり方してるだろうが!後味悪いんだよ!
い、いかん、白熱して好き勝手走ってしまった。
ドライブの話はどこ行った?
と、こんな形で旅行の話やら、特撮(時々、SF系アニメも)の話やらが入り乱れるのが、このブログである、という第二話でした。
そんな形でやっていくんで、ひとっ走り付き合えよ。