新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第二百十三話 ノッキン・オン・Gズ・ドア / ジャーマン・スーパー・マックス

出立73日目(通算236日目) ドイツ2日目 ミュンヘン2日目 

 

 

けたたましい鼾に苛まれつつも、ミュンヘンで迎えた朝は曇り空だった。

今にも泣きだしそうな、というか、出る前にはパラつき始めたので、出発を遅らせることになった。

さて、相変わらず秋の装いでなければ寒い曇天の元、ミュンヘン観光に乗り出す。

 

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まずは新市庁舎。

1867~1909年に建てられた、ネオゴシック様式のこちら。

建築物としての完成度はもちろんのこと、注目すべきはタワー。

 

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こちらは2.5€で登ることができ、ご覧の様に街を一望できる。

 

向かいのペーター教会でもできる様なので、何を見たいかで選ぶのが最適でしょう。

 

さらにこちら、11時と12時には仕掛け時計が機能し、人形が動き、音楽を奏でる。

 

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おぉ、いい感じ。ま、くるくる回っているくらいだが。

少し前には各教会が鐘を鳴らすため、いかにもヨーロッパらしい風情が感じられる。

ちなみに、パズーがラッパで吹いていたっぽい曲も後半流れる。

 

この際、近場のお肉屋さんで。ハムサンドを購入。

 

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パンは小ぶりだが、肉厚のロースハムを豪快に挟み込んだ一品。シンプルながら、物価の高いユーロ圏……しかも、ソーセージ・ハム大国のドイツで、わずか1.7€でお肉屋さんのハムを堪能できるのは魅力といえる。

ちなみに、いくつかお肉屋さんは並んでいるが、一番安いところが一番ボリュームがあるという嬉しい状況。

 

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付近のペーター教会。

 

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13世紀の建築で、塔の高さは92m。ここにも展望台はあり。

 

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聖霊教会にも。

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カールス門を経て、

 

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イーザル川中洲のドイツ博物館へ。

博物館嫌いの私だが、ここは、ドイツの技術のほぼすべての歴史を閲覧できるというので、やって来た。

 

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歴史に名高い、チート的な人物で塗り固められたドイツの技術とか、もう興奮ものですから、そりゃあ行きますよ!

→ 結果: 超疲労。

 

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ワットの蒸気機関をはじめ、

 

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航空技術や

 

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カメラや映写機、

 

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宇宙(国旗アメリカww)、

 

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更には紡績や鉄鋼業、陶磁器・ガラス、マイクロテクノロジー……つまり、すべからくテクノロジーを全て取り扱うという、恐ろしい博物館である!!

4時間くらいかけたが、だいたい流し見。いちいち読んでいたら、2~3日はゆうにかかる。

 

交通ルールの守り方でうっすら気づいていたが、さすがドイツ人、クソまじめにやりすぎだ!

いや、確かに11€って、高いなぁ、って思ったよ?けどね、この分量……

通路の関係もあってあちこち移動して、下の階に戻ったら見てないコーナーがあって……って、どんだけ詰め込むのよ!手を抜きなさい、手を!

 

昼過ぎに入ったのに、閉館時間ギリギリに出る。

しかし、子どもが何かに興味を持ったら、その一点だけ徹底的に攻めても十分なくらいのボリュームだ。間違っても、観光のついでにちょっと寄るレベルじゃない。

行く方いらっしゃいましたら、ご覚悟は、よろしくて?

 

ボロボロなのは心身だけでなく、天候もだ。

崩れたこれに為す術もなく、街は濡れる。

 

先程の新市庁舎の仕掛け時計も、手元の古い『地球の歩き方』の記載に反して、17時にも人形たちが踊り出すが、雨宿りでよくは見えない。そんなものか。

 

目当てにしていたビアホールは、何と改装中で立ち入れず、雨も酷いので、地下鉄でホテル前まで移動。

ビアホールの当てが外れたので、近くのスーパーで食材を買い込む。

 

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題して、『ミュンヘン晩夏の祭典!ソーセージだらけのビール祭り』。

1人なので、ソーセージの種類・量に限りがあるのは残念だが、ビールは2つとも、オクトーバーフェスを見据えた特別仕様だ。

 

昨日のところから拝借したスイートマスタードを添え、いざ。

 

ビールは左が度数5.9、右が6.1。

味の傾向は同じで、心なしか右の方がすっきりテイストだが、やはりドイツビール。日本のものよりはるかに重く、黒ビールの様な甘さを備えつつもビールらしい香りがmに猟区的であった。

 

明日は雨で見られなかったところを中心に、見て回ろうか。

勿論、ビールもだ!