第二百十四話 ノッキン・オン・Gズ・ドア / ビア・マイ・ガール
出立74日目(通算237日目) ドイツ3日目 ミュンヘン3日目
今日も曇り空が広がるが、こちらの気分は至って晴れている。そのまま行こうか。
昨日行けなかった観光地へ。
駅の向こう側を目指すが、直線距離で5km以上ある。道に従えばそれ以上だろうなぁ。
途中で見つけた、ポール寺院。改装中だが、かなり大きくそびえている。
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朝食にプレッツェルを購入。0.39€。
スーパーは結構安いよなぁ。
そのまま歩き、気づけば2時間くらい歩いていたわけだが、無事到着。
ニンフェンブルク城である。
ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮として、17~9世紀に運営されていたものだ。
こちらは背面。
戦火を逃れ続け、「妖精の城」の名に恥じぬ美しさを保ち続けている。
ロココ様式の大広間をはじめ、見学が可能。
メインどころは6€にて。
そして、ここで押さえておきたいのは、何と言ってもこちら、ルートビッヒ1世が残した、36人の美人肖像画。
一間に集められ、これでもかという感じで美女絵が並んでいる。
はっきり言おう。ルートビッヒ、よくやった!!
いやー、マジでさー、だいたいの君主なんていけ好かない感じだけど、これはお前、いいわ。今見ても美人ぞろいだわ。
しかも、この美人画、広く一般に公開されていたとか(書いてあったと思うわー外国語で)。
むっつりじゃない、堂々たるスケベ心。お前、好きだぜ、わかりやすくてよ。
そしてこちらの踊り子の女性、ローラ=モンテスとのスキャンダルが原因で、彼は退位に追い込まれたとか。
……もうそこまで徹底されると、尊敬しちゃう☆
ちなみに圧倒的に広いこちら、造園も見事で、11時ごろ着いたのに、なんだかんだ出たのは14時半を回っていた。
さて、トラムで街の中心地に戻り、見学漏れを埋めていく。
ミカエル寺院に、
ケルン門
フラウエン教会。
二つの塔はミュンヘンのシンボルで、北塔99m、南塔100mで建設されており、下から見ると確かに大きさが微妙に違う。
内部の棺。
宙ぶらりんの祭壇までの途中の天井からジーザスが。斬新ww
しかし、バリバリ改築中。
いやー、デカいなぁ、ゴジラ。
バイエルン州立歌劇場も装飾が素晴らしい。
この近くにはヴィッテルスバッハ家の王宮レジデンスがあるが、改装中で絵面がアレなので掲載は見送りね。内部は見られたみたいだけど、今日は美人画でお腹いっぱいだね☆。
さて、16時も回ったし、ビアホールへ。
バウラーナー・イム・タールは、バウラーナービールの直営店。
こちらでビール。500ml、4.4€。
小麦の芳醇な香りが心地いい、ボリューミーな泡も風味豊かな一品だ。
ソーセージも食べたかったが、白は昼までということで、まぁ、今日は諦めよう。
ホテルに戻り、夕食をスーパーで……って、うぉっ!?
日清!お前!
しかし、これを食わない手はない!無性にラーメンが食いたかったんや!
絶対に日本にはない、この右側のスパイシーフレーバーを購入。
ついでにピザなども購入し、地元のビールと一緒に。
これで4.8€くらいか。
栓抜きいらずでこちら。そして、ドイツビールらしく、常温で売っているので、それで行ってみようじゃないの!
ヌードルは辛ラーメンとも違うが、日本のラーメンの辛いのとはまた違う、ヨーロッパ風というか、東南アジア風というか。ま、食ったことない味だわ。
ただ、ピザは冷凍のくせにうまい。
たぶん同価格帯でこのクオリティは、日本じゃまず無理だろうなぁ。これは意外。
ビールはどちらも案外とすっきりしたテイスト。
冷たくないことが全く気にならなず、香りが豊かだ。やはり、こちらの飲み方はこれがあっているのだろう。
キッチンには日本人の兄妹がいた。聞けば二人で7カ月の旅行とか。
変に気を使わないから楽、とのことだったが、初めて聞く組み合わせだ。まぁ、日本語を狂おしいほど喋りたくなるようなことはないらしい。ま、私、独り言余裕ですので。。。いや、そういうことじゃないんだ、わかっている。
そしてロビーでこれを書いているわけだが、超横でフランス人がクロアチアの女の子をスキンシップバリバリで口説いているんだが、私に対して角度90度でこっち向いてんのね。
もう距離30cmないのね。T字の関係なのね。何なの、ヨーロッパ人。
アレか?アジアンだからいいか、みたいな?っていうか置物扱いか?
違う、これがデフォルトなんだな。
いやぁ、見習いたいような、絶対ごめんな様な……。
そして男、日本語少しわかるってさ。これ読まれてるかもなーww
それにしても、今日は女好きの欧米人にかまされる一日だったなぁ。
一丁、こちらも気合入れるかぁ……。
さて、明日は移動日だ。