第六十話 Tより永遠に/チェンマイの流儀
出立66日目 タイ7日目 チェンマイ2日目
雨の中の強行軍から、一転、穏やかに晴れた。
近場で朝食を済ませた我々は、宿を移ることにした。
日本人が多く逗留するという、衣服店兼ゲストハウスの「Payaka」である。
リョウ君の知り合いが滞在経験ありということで、特にブッキングサイトには載っていないのだが、行ってみた。
古城区はチェンマイ門から下ったところにあるこちら。
入るなり日本人がたくさん。確かに噂どおりである。なんと同じ学年で、隣の高校出身の方も!しな鉄の話しできるとは思わなかったなー。
長い人で、同じ宿に1カ月いるらしい。うーむ、いろんな人がいるもんである。
天気もいいので、お出かけ。
チェンマイの一番デカいワット、プラ・シンに行く。確かに立派だが、あとは特筆すべき点はない。先日のロンクンが余計にイケなかったな……。
リョウ君待望の「AKHA AMA COFFEE」へ。AKHAは、タイ北部の少数民族、アカ族のことである。
雰囲気もあり。こちらに来て初めて、ドリップのコーヒーを見た。こだわっている感じでいい店である。
(リョウ君写ってもうたが、特定できないよな)
その後、インド料理店でカレーを食う。コスパ的に安心安全のインド料理。そろそろ東南アジア系の料理に飽きてきたぞ!
かなりのボリュームに満腹。宿に戻って一服。
滞在1週間という夫婦にインドのことを聞いた。以前カンボジア・ラオスの国境で聞いたお勧めとかぶっていた。ということは、そういうことだ。
時間を見てナイトバザールに出かける。建物数個と路地に展開。売っている物は概ねチェンライと変わらない模様だが、規模がかなり大きい。まぁ、長期滞在になるので、ボチボチ見ていこう。
夕飯はヌードルで、ココナツベースで、これがうまかった。
イメージとしては、担々麺のゴマダレをココナツミルクに置き換えた、タイカレー風のスープに平らな面。揚げた麺がアクセントになって素敵である。
これ日本でやったら売れそうだし、店出そうかなwww
前述の日本料理の件、Payakaはキッチン借りれるらしい。
……作るか。
宿泊されている方にチェンマイの街について聞くと、「何もしないことを楽しむんだよ」という返答が帰ってきた。なるほど、いかにも休暇って感じだ。これが「マイペンライ」ってやつなのかもしれない。