新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第五十九話 Tより永遠に/雨、飛び出した街

出立65日目 タイ6日目 チェンライ4日目~チェンマイ1日目

 

朝から雨である。

 

ベジタリアンビュッフェの店で朝食。40THBだが、過去最高の満足度。

確かに中心街からは離れているかもしれないが、『地球の歩き方』はこういう店を載せた方がいい。今載っているのは悪質な詐欺店と言えるほどお勧めしない店である。

 

さて、カフェで一服後、チェックアウトした我々はバスターミナルへ。

本日は北部最大の都市、チェンマイへの移動。バスで約3時間半の行程である。

 

切符は14時発が取れたので、昼飯を食ったりで待機。

そこに地元のおっさんが現われた。同じバスに乗るという、浅黒く日焼けしたおっさん。上はミリタリールックにドロップダウンのグラサン。えらく上機嫌に、ほとんどタイ語でからんでくる。何言ってるかわからんが、とにかく陽気。

ひょっとして、酔ってる?

 

そういえば、今年の正月は酔っぱらったおっさんをまだ見ていなかった。ここで補完できたな、正月分。

 

時間通りに出発という」、)にわかには信じがたい光景を目にする。しかも車内が滅茶苦茶キレイ。うーん、反動とはいえ、なんかいろんなとこで感動してしまうな、タイ。

しかしバカでかい音で地元音楽がかかり、何とも落ち着かない。ウトウトして目が覚めたら、今度はディズニー映画のDVDが流れていた。しかも、ディスクチェンジの表記が出てから、交換する兆しがない。ちゃんと見ていた人はかわいそうだったな。

 

途中一度の休憩を挟み、17時半過ぎに到着。おお、予定通りだな。

ターミナルから古城区まで約4キロ。雨も降っているので、ソンテウに乗り込む。

 

雨に打たれながら宿に辿り着くも、レセプションのおっさん、予約は知らないと言い出す。

んなわけあるかい、とブッキングサイトの諸々を見せると、どうやら昨日・今日といなかったために、予約状況を把握していなかったらしい。しかも、部屋は全部埋まっているという。

うーむ、初めての経験だが、リョウ君によると、まぁ、あるらしい。「まぁ、ある」といういい方になれば、まぁ、あるだろう。

 

おっさんが近くの大きな宿に案内してくれ、事なきを得た。

 

夕食はベジタリアン・レストランへ。なぜかホテル周辺の区画、それ系のレストランが多い。野菜が不足しがちなので、ちょうどいい。慣れると結構うまいんだよな、菜食。

 

明日も雨らしいので、街をじっくり回ることになりそう。