第五十二話 Lの危険な香り/ラスト・ファースト・コンタクト
出立56~57日目 ラオス10~11日目 ヴァンヴィエン5~ルアンパバーン1~2日目
あ、明けましておめでとうございます。
旧年中は、こちらのブログ共々、大変お世話になりました。
本年もよろしくお願い致します。
さてさて、この年末年始、当方はラオス国内で移動。
最後の滞在地・ルアンパバーンへ。
こちら、ヴァンヴィエンよりも標高が高いところにあり、したがって山道を進む。
ヴァンヴィエンまでメディテーションしてきた身としては、これは死を覚悟しなければいけないんじゃないか……
あまりの不安に、朝食にサンドイッチを2つ(普段は1つ)食べてしました。
最後まで、うまかったよ……
6時間と言われているので、まぁ、8時間くらい。9時出発→17時くらいに着くんだろうな、という予想。これが、大きく裏切られることになる。
今回もミニバンタイプ。
客を拾ったり、ガソリンを入れたりと、例によって出発前にもたもたして、出発は9時半ごろ。もはや慣れたので、楽しむ余裕すらある。
出発1時間でいきなり休憩。運転手の朝食だからである。もう慣れたが、完全に奴らの都合で動くのが、ラオスの(というより、東南アジアの、だな、今のところ)バスの特徴だ。
さらに1時間後、景色のいいところで停車。撮影タイムである。
これまでなかった、親切な流れである。
やはり序盤に必要以上に休憩がまとまっており、後半にはほとんどない仕様のようだ。
そして到着時間は……えっ?13時半!!?バカなっ!?地球の歩き方掲載の時間より早いだとっ!?
どうやらドライバーのおっさん、かなり飛ばしていた様である。
道もかなりの悪路を想定していたが、舗装が終わったばかりのような滑らかな道で、カーブもさほど気にならなかった。酔い止め飲んだが、不要だったかもしれない。
まぁ、ほとんど寝てたから、上記が正しいか定かじゃないけどな。
首にはめるタイプのエア枕、マジでいる。寝る云々より、上下動で首痛くならないように。
バス停から中心地までは結構離れている。まぁまぁバス停から近いホテルだったので、歩いて移動。14時半過ぎにはホテルに着いた。
その後は街の散策を開始。
ルアンパバーンは町全体が世界遺産に登録されており、日本でいうところの白川郷とかのイメージが近そう。
中心街は西洋風の建物が立ち並び、街の至る所にワットがある。ヴァンヴィエンと比べると、全体的におしゃれだ。結構狭い街で、歩いて十分に端々まで移動できた。
飯食ったりカフェ行ったりでまったり過ごし、2014のラスト・サンセットをプーシーの丘から拝む。
……人多すぎて、ちょっと、もういいか、みたいになったけど。
年の瀬ということで、入ったカフェの向かい側には特設ステージが設けられ、歌やらファッションショーやらの催しが始まり、TV中継もされているようだ。人だかりも多いし、ステージ前には席も設けられている。
飽きてきたので、ちょっと歩くと、メインストリートにはナイトマーケットが開かれており、これが盛況。ブラブラ歩いていると腹が減ってきたので、路地の屋台を除く。
ここに、ビュッフェスタイルの店が並んでいた。皿いっぱいに乗せられるだけ乗せて、15,000Kip。や、安い!是非もなくここで食事に。
その時一緒になった女性Hさんと、バーに移動。年越しイベントで欧米人でごった返している。そして、カウントダウン!ついに2015年がやってきたのであった。
盛り上がった欧米人たちが、店の龍のモニュメントを中央の焚火にくべた。おおいっ!!
大炎上。ああ、この人たち怖い。。。
H女史とはまた明日、と別れた。
そしてH女史、実は以前、叔父のやっている飲食店(名古屋の御器所にある『なんや』という無国籍料理店)でバイトしていたことが発覚。
世間が狭すぎるwwww
翌日は町中のワットを巡って初詣(まぁ、寺だから微妙にアレだが……)と、カフェめぐり。
朝食はレインフォール(英語で春雨のことらしい!)スープと、サンドイッチ。
サンドイッチはヴァンヴィエンに勝るとも劣らないボリュームだった。
昨日のH女史と落ち合ってナイトマーケットを散策、夕食を途中の路地で取る。
なんとここ、昨日よりさらに安い、10,000Kipのビュッフェスタイルの店。
菜食のためらしいが、さらに流行っていた。うーむ、おそるべし。
昨日のバーに再び行くと、昨日とは打って変わって、静かで落ち着いた店だった。どうやらバックパッカーが始めた店だったらしい。なるほどねー。
こうしてまったりと始まった2015年。ラオスの速度感、素敵ですね。
改めて、今年もよろしくね!