新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第七十四話 Tより永遠に/バンコクの熱い風

出立84日目 タイ25日目 バンコク2日目

 

 

扇風機マックス&窓全開で寝たので、寝覚めはなかなかによろしい。

 

朝食は、昨日見つけたパン屋に行ってみたが、欧米人であふれかえっていた。

店内飲食は諦め、どこか食べれるところを探す。

このパン屋、種類は多いがやや高い(まぁ、日本に比べれば安いけどね、そりゃ)。

 

しかし全く公園らしきものが見当たらない。交通量も多いし、暑いしでテンションが……

 

王宮前にようやっとベンチのある公園を発見。日陰がないのがアレだが、この際贅沢はいい。

と、そこへ水撒きのおばちゃん登場。ベンチの横の気に躊躇なく水をやる。

かかるだろ!そういう仕事なのはわかるけど、ちょっと気を使ってくれよ!

 

気を取り直して、目の前の王宮&ワットプラケオという、バンコクでもいや、タイでも有名なこちらに向かう。

 

しかし、圧倒的な人並みに、もう入る前から嫌になってきた。

「どっちかが嫌になったら出よう」

「もう嫌なんですが……」

ああ、リョウ君の心が折れそうだ!

 

事態は決着した。

王室絡みの施設は、肌の露出が多い場合には入場できない。

我々は短パンだったのである!

無料で長いパンツを借りることはできたのだが、もう人混み見に来たような感覚になっていたため、ここは無視で。

 

気を取り直して、ワット・ポーへ向かう。

チケットは100THBとやや高めだが、小さい水のボトルをくれたので、まぁ、パン食って喉も乾いていたし、いいところだろう。

 

と思っていたら、で、出たーっ!!!

 

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涅槃仏である。

悟っちゃったブッタ先輩がドーンと全長46m、高さ15mで寝そべる。

だいたいゾフィー隊長と同じくらいの大きさだ。デカい!デカすぎる!写真のベスポジがわからん!!

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足の裏にも無数の仏。偏平足は超人の証だそうな。そうか、日本の子どもに増えてるらしいし、よかったじゃないか。

 

本堂脇にはよくわからん、解説の壁画が。

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人類進化のミッシングリンクを埋める説として、宇宙人が人間を作った、という説があるが、どことなくそれをにおわせる様な、意味深な図である。

 

次は川の向こう側へ。

渡し船で3THBというよくわからない安さ。地元民も使うからだろう。

水は汚くて大きく揺れるが、川風は気持ちよく、汗が滴っている我が身には心地よい。

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目指すはあちらのワット・アルン。

 

三島由紀夫の小説「暁の寺」の題材になったとかで、日本人観光客も多い。

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仏塔は登ることができ、眺めもなかなかいい感じである。ただし、階段は急。そこそこのアドベンチャー感。

 

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ああ、いい風が吹くなぁ……。

 

拝観後、足元のカフェへ。

うーむ、恐ろしく疲れた。人あたり、なのかもしれん。

ちょっと人が多すぎる。王宮なんてあのまま入っていたら、他どこにも行く気になれなかっただろうなぁ……などと思いながら「地球の歩き方」をみると、拝観料500THBと出ている。500THBっ!!?

 

うーむ、行かなくてよかった……。

 

とりあえず、ワット見ないといけないみたいなのはクリアできてよかったわ。

 

ホテルに戻った我々は、一休みして、夕食へ。

タイ料理はもう……ということで、近場の「香港ヌードル」みたいなファーストフード店っぽいところへ。

久しぶりの中華味、うまし!

 

カオサンロードで土産物屋を冷やかし、フルーツスタンドでスイカ購入。うまいな、やっぱ夏はスイカだな!

 

何だかバンコクはイマイチ感がぬぐえない。

そして、タイ飯に飽きてきた。潮時なのだろうな。