新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第四十五話 Lは危険な香り/未知への道へ

出立49日目 ラオス3日目 パクセ3日目

 

サバイディー!!

 

クリスマスですね。皆さんいかがお過ごしで?

 

イブのこの日、世界遺産のワット・プーに出かけた。

移動費はツアーで申し込んで12万キップ。1,000円ちょっとというところで、別途入場料5万キップ必要となる。

 

ちなみに、残念ながら今月の画像容量を超えてしまったので、例によって帰国後にアップロードしますが、フェイスブックにとりあえず上げておきますwwww

 

さて、朝のピックアップバスで川に移動し、ボートで川を渡ってからトゥクトゥクでの移動となる。

バス自体にはかなりの人数が乗り込んだが、他の場所にも行くものらしく、実際にワット・プーに向かったのは、ドイツ人母子との3人である。

 

全移動時間含めると1,5時間程度であろうか。

道は未舗装な部分もあり、道から一本外れれば、雄大なラオスの自然が広がる地域である。

パクセの町がコンパクトながら、思いのほか都市だったことを考えると、さすがに世界遺産付近は多くの手が入っていない、というイメージ。

 

そして実際の遺跡へ。

入場ゲートから遺跡の入り口までエレカで移動すると、斜面に向かって築かれた遺跡が見えてくる。

メインの二つの建物は、補修中である。

 

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こちらはチャンパーサック王朝の遺跡で、あのアンコールワットの原型になった、とも言われている。

(たしかあの辺の王朝を起こした連中が、もとはこの辺にいた、という情報を見た記憶がある……)

上座部仏教の施設にあたり、東南アジアテイストの仏像も多く安置されていた。

 

そして、傾斜に建っているということもあり、山の上から見ると、遺跡とその向こうに広がる広大な大地が見れる。

乾季ということもあり、地肌の茶色が多く見えるが、地平線まで見渡せるような大自然である。

さすがはラオス。発展具合でいうと、東南アジアでも遅れているだけのことはある、いい意味で。

 

帰りは逆ルートで町へ。

バスの待ち時間に、ドイツ人母子にビールをごちそうになった。

おそらく息子さんは同い年くらいだろう。

 

ビエンチャンまで深夜バスを利用するため、5時間ほどフリーであったが、カンボジアの国境であったI君が4,000アイランドからこちらに来たため、合流して飯を食う。

ヴァンビエン辺りから合流して、タイまで回る予定だ。

 

さて、イブであったこの日だが、ラオスは街中でちょいちょいサンタ的なものが売っている程度で、日本ほどの盛り上がりはない。

まぁ、欧米人の泊まるホテルは派手に飾られているが、宗教的なことを考えると、上座部仏教信仰している国で、あんなにバカ騒ぎはしないだろうな。

まぁ、イエスさんもまさか2,000年後に東洋の島国で女をホテルに連れ込んで腰を振る日になってるとは、思いもしなかっただろうなぁ……

 

ちなみにこの日利用したのはスリーピングバスで、二人分の席が仕切りもなく、畳一畳ちょっとのスペースに枕が並んでいるものだ。

男女は一応振り分けられているらしいが、一人利用者は必然的に見ず知らずの同性と同じスペースを利用することになる。

 

誤解が生まれるように書くと、

「イブの日はちょっとした冒険。初めて会ったフランス人の男性と床を一緒にしちゃった♡

今日だけ出張でラオスに来ていたっていうから、本当に奇跡の夜☆

二人で静かに窓の外を見れば満天の星空が広がるロマンチックナイト。

こんなクリスマスイブ、初めて♡」

 

それにしても狭い。彼がスマートな男だったから事なきを得たが、アメリカの標準体型のおっさんでも来ようものなら、出会った瞬間にデス・オア・ダイである。

 

とにもかくにも、無事にヴィエンチャンに着きました!