新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第二百九十六話 たったひとつのEのために / 流されて甘いワナ

出立102日目(通算352日目)エクアドル28日目 クエンカ3日目

 

 

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朝食。フルーツはバナナ以外は前日にメルカドで購入。グアバとネクタリンだ。どちらも食べごろではなかったのか、もう少し甘さがほしいところだ。

グアバはあんまり好きじゃなかったんだけど、ガラパゴスの一件で、まじめに向き合ってみようと思った。そんな成長。

 

さて、Hさんとダラダラ食っていたら、出るのが遅れ、目的のバスに乗れなかった。

いやー、まさか『地球の歩き方』に本当のことが書いてあるなんて、思いもしなかった。

 

仕方ないので、滞在を1日延ばすことにし、明日に回そう。

次の街へのチケットを購入し、宿へ戻ることにする。

 

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「San Jose Del Vecino」はバスターミナル近くに位置する教会。今日も入れない。

 

さて、宿に戻った私は、もう1つ目を付けていた場所へのアクセスを確認。

行先は「Banos」。しかし、しばらく前に滞在したところとはまた別で、クエンカ近郊のバニョス村だ。その名の通り、ここにも温泉がある。さすが火山大国だ。

 

しかし、だ。『地球の歩き方』には肝心なことは書いてないし、ブログを検索してもここに行った人は少なく、いてももう着いたところからスタート。全く参考にならん!

 

こうなったら、宿の人に聞くのが早い。その結果、100番か12番のバスに乗ればいいことが分かった。

宿の最寄りの乗り場は「General Torres」と「Antonio Vega Munoz」の交差点付近、「Iglesia de Maria Auxiliadora」という教会付近だ。

 

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この教会も特徴的な形状で面白いな。

なお、「Antonio Vega Munoz」の通りを東から西に抜けて行ったので、この通りなら別の場所でも乗れるだろう。ただ、バス停にはどのバスがそこに止まるかなどの路線図はないので、最終的には地元住民に聞くしかない。彼らはどう把握しているのだろうか。

 

各駅停車のバスなので、ここから30分ほど揺られていく。

途中で地球の歩き方にあった「南バスターミナル」と思われるものがあった。地図ぐらい載せろよな、クソの役にも立たない。

 

入り口で25センターボをぶち込むのは同じ。このバスは車内のモニターに次の停車駅が出ていたが、出されてもイマイチ参考にならないよね。

 

100のバスは終点で降りればOKだが、12はもう少し上まで行きそうなので、GPSで確認しよう。

 

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少し登るとある、教会。鮮やかなブルーが丘の上に。この近くにツーリストインフォメーションがあったが、当然、閉まっていた。そうだろうなぁ。

 

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村ということで小さいが、瓦の色が統一された街並みと緑豊富な山の情景は、日本とは違う温泉町の風情を演出する。

 

さて、この街にもいくつか温泉施設はあるが、地球の歩き方やブログで紹介されているのがこちら、「Piedra de Agua」。

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10ドルでいろんな施設が利用できるとか。平日は観光客の欧米人が多いという記載もあった。皆も行っているということで、ここは、行きません。

 

Maps.meにはあと2つ、表示があったので、そちらに向かってみる。

「Spa Termal Novaqua」はセレブ用な感じで、最低料金15ドルからと、1軒目の所より高い。あっちのバーニョスでは1回2~3ドルだったことを考えると、マッサージだのなんだのはいらないし、ここはパスだな。

 

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お隣の「El Rinon」は大人5ドルからと最安値。ぱっと見も問題なさそうなのでここへ。

 

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こんな感じ。一番広いプールの様な所は、今日は38℃とか。曇っていて寒かったので、おそらく晴れた暑い日はもう少し温度を下げる用意があるのだろう。

ぬるめだが、キャップも付けなくていいし、何なら前の所より寛げる。あ、水着は必須ですよ。

加えて、日本の温泉なら怒られる、水泳もやってOK!最高やんけ!

施設内には地元住民しかおらず、平日ということでほとんどがご老人と、時々家族連れ。実に静かで心地いい。

この中の一人が少し英語が喋れるということで、その方とお話。

上にトルコ式サウナがある、というので向かってみる。写真でいう階段の上の部分だ。

香草の香りと蒸気が立ち込めるトルコ風呂。一昔前の日本のアレではなく、ちゃんとしたトルコの風呂だ。さほど温度は高くないので、ここでのんびりと、先程のご老人と話す。

中に冷水の出る打たせ湯(蛇口捻る式)があるのがまた面白いが、これらの使い方を教えてくれ、「この中でエクササイズだ!」という彼に倣って筋を延ばす。

気温が低めだったので、この施設は大変ありがたい。

 

何度か温水プールとサウナを行き来して過ごす。5歳くらいの男の子や、1~2歳の子どもも現れ、彼らの人懐っこさと愛らしさに癒される。ああ、あれくらいの子どもがいても(以下略)。

 

そんな感じで2時間半くらい過ごして、温泉を出た。あんまり観光客は来ないんだろうな。しかもアジア人は。結構珍しそうにして、話しかけてくれた。

 

同じ様に100のバスで戻り、荷物を換装してメルカドへ。

15時回りましたけどね、お昼食べてないんで。

 

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オタバロでも食べた豚の丸焼きプレート。3ドル。量は少ないが、豚肉の肉食ってる感とコーンや芋(ユカ)との組み合わせは唯一無二。食べたくなったんだから仕方がない。

 

ここから川沿いの通りを東に向かい、目星をつけていたカフェへ。

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店の名前、不明。

ここで目を引いたのはホットチョコレートだ。コーヒーは諦めたので、こういうのがおいしそうなところを探していた。f:id:haruki0091:20171013104744j:plain

キャー、素敵な外観!マシュマロ浮いてるのが素敵すぎ。

少し甘さが強いが、ドロリとするほど濃厚で、スゲー旨い。さすがチョコレートの国だ。

これで1ドルなら大変に価値があるだろう。

なお、コーヒーや軽食も普通にある。

 

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帰り際に内装を。オシャレカフェだし、店員も静かだが、ノリがいい。WiFiに繋ぐときにスマホの文字見て日本とわかったり、私の県を知っていたりと、意外に日本フリークかも。

 

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教会前のプレハブ民芸品市場で試しに聞いてみたら、奥から普通にTシャツが出てきた。マジか。

2軒目くらいでいいのも見つかり、一安心。13番は手縫い刺繍のオリジナルTシャツもあるぜ。

さらにメルカドに戻って、エクアドルといえばということでピュアチョコレートを購入。

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さらに店のオヤジが控えめに勧めてくれたキャラメル的なこちら、名前なんだっけな、おそらくブログに複数回登場しているが、一口もらったらうまくて購入。2ドル+1.5ドル。いやー貴利矢先生、ノセられちゃいました!

 

あとはビール買って、夜の街へ。

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カテドラル

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旧カテドラル

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ついに中に入それたのに、改曲を演装工事。しかしミサ中で、アコギでPOPな曲を演奏。いいのか、それで。

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ホテルの屋上から。セントラル近くで、景色がいいのに安い。

クエンカは安全な街ということで、取りあえず20時ごろは何もない。晩飯を食べに出るのも問題ないだろう。多少高いかもしれないが。

 

Hさんも台湾人のYちゃんも一度宿を出たので(2人とも別口で、明日戻って来るとかww)、フランスガールと2人だ。初対面でガンガン話しかけたのが良かったのだろう。フランス人ヘイトも感じないし、気まずくもない。お互いの下着が干してあったって大丈夫だ!

 

今日はいろいろ買ったので、フルーツとビール等でお茶を濁して終了だ。

 

さて、明日こそ目的地へ!

 

古代の夢が、我を呼ぶ!