第百五十九話 Tはわかってくれない / サバじゃねぇ3
出立5日目(通算168日目) トルコ4日目 イスタンブール4日目
そういえば、トルコライスってなんだっけ?
それはそれとして、トルコのお馴染みの料理にあるのがこちら、サバサンド。
Marmara海を渡る橋の袂で、多くの観光客たちが頬張っている。
焼いたサバとオニオン、レタス何かを挟み込んだ一品で、骨は多いが味はいい!
あ、サバじゃねえの1と2はググってください、気になる人は。
今日の目的は次の街へのチケット入手がメイン。
先日の日本語話すオヤジの店に行ったが、「ツアーじゃないなら手配しないもん!」とナメたことぬかしやがった。使えねぇな。やはりツアー頼まなくてよかったわ。
仕方がないので、日本人宿がある通りまで出てみる。アヤソフィアの裏辺りにある、アゴラってのが、この街唯一の日本人宿である(もう一個のは摘発されたらしい……)
お値段高めなので利用しなかったが、この辺はホテル街だから(愛は足りないけどな)、あるんじゃねぇかと思ったらビンゴ!
下手に売り込まぬ姿勢……こういうとこだな、やはり!
観光としては、こちらのヒッポドローム。
その昔、ローマの大競技場があったとかいう場所に、3本の柱が立っている。
なかでも、このテオドシウス1世のオベリスクがひときわ目立っており、表面にはヒエログリフが刻まれている。遊戯王を彷彿とさせるな!
ローマ皇帝がエジプトから持ち帰ったために、ここにあるらしい。さすが欧米人、平気でそういうことしやがる。
先日見たトプカプ宮殿の横には、当時のバラ園が公園としてあるというので、そこを散歩。
ここはさすがに、観光客よりも現地人が多いようだ。
まぁ、ここでまったりするくらいなら、博物館でも行くんだろうなぁ。
長旅の強みww
夕食はおなじみの店へ。
ローカルすぎて、自分以外の外国人はほぼ見たことがない。大体トルコ人しかいない。
別の通りに行ってみたら、レストラン街があり、そこに欧米人があふれていた。納得。
チキン煮込みとヨーグルトスープ。
机の上にはパンがどっさり入った容器があり、どうやら一定のメニューを頼むと、これを食っていいということらしい。お得だなぁ。
チキンの煮込みは優しい味で、スプーンとフォークで簡単にほぐれる。スープはヨーグルトスープ。レモンを絞って……ってのが、早くもクセになってしまったww
計6TL。相変わらず安い……。
初の夜景ww新市街のメイン通り。
ブルーモスクとかもライトアップされてキレいらしいが、如何せん遠い!
そういえば、自称スペイン人だかイタリア人だかに声をかけられた。
そう名乗ってぼったくりバーに連れ込む、というのがよく聞く手口なので、「キターっ!」と思ったら、一度断っただけで終了だった。もっと気合い入れてこいや!!
それにしてもアップダウンがきつい道のりを歩くせいか、何か帰り際になると腰痛いんですけど?歳か?もうか?仕方ないか。
さて、明日には去るので、紹介していないものをざっくり紹介。
ネコ大国!至る所にネコネコネコ!ネコ好き大歓喜である。
路面電車のトラム。かわいいっつーかオシャレ。やっぱりアジアにはない配慮である。
イスタンブールは観光地としては面白いが、大都市ということで、なんだか落ち着かない。
よく考えれば、これまでの国もそうだったわけで、これがヨーロッパに向かうとなれば、なおのこと……。
とりあえず、明日の深夜バスで次の街へ向かうことに。
これまでより先進国のトルコだ、バスは相当イイんでしょうね(前フリ)!