第百三十二話 Iが止まらない / We can(not)change
出立143日目 インド57日目 リシケシ15日目
ほう、半月もいるのか、ここに……。
相変わらずの「OM SHANTI OM」→「PUMPERNICLE GERMAN BAKERY」の流れである。
しかし、日曜日のクラスが今週はないという。
5回分買ってあるから、1回浮いちゃうなぁ。うーむ……。
チョコクロワッサンにカフェラテで30+70R。嗜好品に金がかかるのは、経済の仕組みとしてはいいことだ。
宿に戻ったが、今日には取るといっていたチケットは明日取るという言葉に変わっていた。インド人だなぁ。まぁ、大丈夫ならいいんだよ、大丈夫なら、ね。
体調イマイチに思われたので、ガンガーINを今日はせずに、ホテルで休み。
ああそうか、午後のクラス行けばいいんじゃん、ってことで、「OM SHANTI OM」の16時~のクラスへの参加を決める。
「Hatha Flow Vinyasa」―。かつてここは、ヨガ開始3日目に行って、あまりのスパイシーさにノックダウン寸前になったところ。
だが、男子三日会わざれば括目せよ。卒業試験ってことで、行ってみようじゃないの。
思った以上に朝と同じ面々で、少し緊張が和らぐ。
が、スパイシーやね!さすがについていけないほどではないにしても!
ああ、しかし、ヨガだけやって2週間とか、何て恵まれた体験なんでしょう。ありがとうございます。皆さんのご支援の賜物です。
それにしても……と、再び欧米人の服装問題である。
アイツら、結構な割合で毎日同じ服着てんだけど……。
確かに寒い地方だったり、風邪ひいていたり、洗濯物乾かない気候だったりで、数日間同じ服を着続けることはある。
しかしアナタ、毎日汗だくになってるのに、それ替えないの?
いや、確かに気候的に速乾であるから、夜干して朝には乾いているのかもしれない。あるいは昼にはもう洗っている可能性も考えた(いるかもしれない)。
しかし、夕方も同じ格好だったし、さすがに夜だけでは乾かんだろう。何枚も同じものを……いや、ないな。
そういえば、インド・ブッダガヤで同じドミだったHさんが、シッキムの話してたなぁ。
「アイツら(欧米人)、全然シャワー浴びないし、パンツとかも替えないんだよ。確かに寒いからってのはわかるんだけどさ。1週間くらい同じパンツ履くんだよ。『その後どうするんだ?』 って聞いたら、『裏返してまた1週間履く』だって。毎日シャワー浴びないと気持ち悪いって言ったら、変な顔されたよ」
「匂いとか気にならないんすかね」
「キツイ香水めっちゃ使うんだよ、あいつら」
平安貴族かよ。
ってことは、同じヤツだよね。まぁ、女子ならある意味逆にピンポンかもしれんが、日本女子感覚だったらアウトだよなぁ。
これも異文化交流か。面白いなぁ。
夕食は再びの「A TAVOLA CON TE」。いや、締めにピザをな。
店の名前を冠する「TAVOLA CON TE」をオーダー。320R。ひえっ!
モッツァレラ、トマトソース、ほうれん草、ブラックオリーブなどの具がのった最終形態的なピザ。当然だが、うまい。生地もだが、具材の触感を感じるのが、今回はイイね。
それにしてもこの店、激混み。予約だらけだし、偶然ギリギリ今日は座れた、という感じ。
そりゃそうだよな。相対的に高いとはいえ、本場イタリア人製のピザが、日本の宅配ピザSサイズの半分くらいでMサイズくらいの食べれるわけだから。
あとはタバスコ的なものと酒があればいうことないな(←ダメ舌)。
チケットが無事取れれば、オールでいられるのも明日が最後か。偶然完全なオフになったし、あの店のアレに挑戦しようか。フッフッフッフ……