新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第百二話 Iが止まらない / ラッキー・ストライク

出立112日目 インド27日目 デリー2日目

 

 

インドの首都2日目である。

 

朝食後、まずは明日の切符入手へ、JさんとFさんとで向かう。

駅の2階にある外国人専用窓口を目指すわけだが、駅の入り口で「チケット!」とインド人。

無意識に無視したが、あとで気付いた。典型的なチケット詐欺である。

 

確認→「これは無効だ、新しく買え」→自分たちの窓口に誘導→高い仲介代を取ってウハウハする

 

現に外国人にしか声をかけていないわけだが、これは「地球の歩き方」にも載っている手法。

「進○ゼミでやったやつだ!」くらいのテンション上がる事案なのに、これまでのインド人がウザすぎて、デフォルトで無視してしまった。惜しいことをした!!

 

チケットは無事購入できたが、オールドデリー発なので、少し面倒になりそう。

 

そこから歩いて散策に出かける。

Fさんが「現代アート博物館があるらしい」というざっくりした情報をもっており、それじゃあ、そこを探すか、と歩き出す。

 

途中、ショッピングに最適という「コンノート・プレイス」へ。

円形に店が集まった場所で、インドとは思えない、高級なブランド等の店舗が並ぶ。さすが首都www何だこれwww

 

いきなりデリーインだったら、勘違いしてしまいそうだなぁ。

 

屋台で軽食を取りながら、目の前にあった博物館へ。

私とFさんは、これが目指す現代アートのやつなのかな、と思っていたわけだが、「Parliament Museum」という名前で、平たく言うと国会博物館みたいなところだったわけである。

まったく、Jさんも人が悪い(まぁ、辞書引けよ、って話ですけどね)。

もう入ってしまったので、ええいままよ、といくしかない。

 

しっかし、道理で入場までが厳重なわけだ。カメラ、携帯も持ち込み禁止。

しかも係員の人がついて、案内してくれる。

度重なるボディチェックの末、通された広間にはリアルめなマネキンやパネルを用いた展示スペース。先ほどの係員は退室したが、その場にいたおば…お姉さんが英語で解説を開始。

 

この展示物が結構金がかかっている。

前述の様な展示に加え、光と音を用いたパネル、合成技術でガンディーと歩けるシアター、各種展示品に、ロボットを使用した、国会演説の再現(口が、手が、上半身が動く!しゃべる!)

私の英語力では、内容全て把握はできないが、それでも十分面白いし、勉強になった。

 

しかもこの間、係員は入れ代わり立ち代わり、説明してくれる。にこやかに、嫌みなく。

お土産コーナーを抜けて、入り口に戻り、携帯などを回収して終了。

終了!!!

 

なんと、お土産コーナーでも進められることは一切なく、しかもガイド終わりに金銭の要求もない。

さらに、入場料、10R!!!!

 

な、何だ、この施設は!?インドか?インドなのか?

 

確かに、こんなところで働けるんだから、職員だって富裕層だよな。

それにしても、この待遇で、この値段って……。

超穴場スポット、偶然発見!!得したなー。

 

ここの職員にも勧められ、1年のうち、この1ヶ月のみ開いている公園がある、というので行ってみた。

が、ここも警備が超厳重。

 

荷物預かりやらボディチェックやら、つーか、タージマハルより厳重なんですけど!?

何なの、この公園?何があるの?めっちゃインド人いっぱいいるけど!?

 

インド人的にはかなり価値のあるものであるらしく老若男女がひしめき合っている。

ようやっと抜けたゲートの先は、なんてことはない、普通の公園だ。

「BONSAI」という、ちょっとなんか侘びも寂もない感じのインド風のを見たりで、しかし妙に警官の姿が多い。

他の地域なんて少なすぎじゃね、ってくらいだったのに、こんなとこでたくさん使って、と思っていたら、ものすごく立派な建物が見えてきた。

そしてその周りにはかなりいい感じの庭が。

 

マップを見て明らかになった。

大統領邸宅庭園的なところだったのである。

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どうやら花盛りの一番きれいなこの時期の庭を、広く市民に公開しているという、桜の時期の皇居みたいなノリだったわけである。

 

そりゃあ、警備が厳重なわけだ。

 

少しでも道を外れ、芝生に入れば警官が注意するという、なんだか物々しい雰囲気。

しかしそこはインド人。

「怒られないようにしよう」じゃなくて、「怒られたら止めよう」という発想のため、写真を撮るためなら意に介さない。

 

これも不思議なことだが、入り口でカメラは預けさせられたが、携帯はOKだった。したがって、あちこちでスマホで記念撮影勃発。こっちはいいのか。主旨はどういったことだったんだ……。

 

しかし、普段ならばこんな至近距離で大統領邸を見ることはできなかっただろう。

いやー、ラッキーだった。

 

1日の予定も詰めすぎたし、ということで帰路につく。

 

夕飯はチキンカレーをチョイス。これがうまい!

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いい感じに味の染みた骨付き鶏が入った、コクのあるルー。これで100Rなら言うことないわ。

 

帰りにラッシーが安ウマい店で、ラッシー16R。コスパ高い!!

さすがサンタナ情報。実用性が高い。。。

 

ついでに焼き菓子やでパイを買ってしめる。いやー、いい食事www

 

少しして、近場のバーに繰り出してみた。

→クラブみたいにうるさくて、話しできない

 

ということで、ホテルに戻って酒盛り。うーん、久しぶりの酒ですなぁ。

 

かくして、夜は更けていった……。

 

明日は夜行を使った移動日。デリーの1stは、まぁ、こんなもんかなー。