新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第七十八話 Iが止まらない / 遠き目的地

出立88日目 インド3日目 コルカタ3日目

 

 

虫もいなくて快適だなぁ!

 

朝食付きということで、パン3枚にスープ、紅茶。簡単なものでも大変ありがたい。

 

さて、次の街への移動用の切符を買おうとあれこれ調べていると、どうやら駅では買えないらしい、と宿の人からうかがう。

場所等確認して、出発の頃になって、新規の旅人がやって来た。その中のHくんと、昨日から宿泊している女の子2人とで、昼飯に行くことになった。ちょうど腹が減ってきたし、切符売り場はそこそこ遠いが時間に余裕はあるので、全然大丈夫だろう。

 

近場に「ビーフカレー」が食べれる店があると聞き、そこへ行ってみることに。

知っての通り、ヒンドゥー教では牛は食べれないのだが、ここコルカタは唯一、牛も豚も手に入る街なのだ。よってここを目指す!

 

が、しかし、見当たらんwww

その辺にいたインド人に聞いていると、日本語流暢な台湾人の夫人が登場。彼女がインド人に聞いてくれ、店の場所を教えられた。

ありがとう!親切!

 

店は「Zam Zam」というらしい。何度か現地人に聞きながら、何とか辿り着いた。

カレーとナンを注文し、10分待てというので待っていると。

 

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おい、全然違うじゃねぇか。

 

中に巨大なじゃがいもとビーフが隠れた、ピラフ的な食べ物。

これじゃない的な抗議も聞いちゃくれない!これがインドか。

 

仕方なく食い始めると、うん、うまい!

やはり米がパラパラなので、こういう料理は抜群に合う。じゃがいものほくほく触感もうれしいし、大きい牛の塊も久しぶりに食べた!

 

値段は70ルピーと高めだが、満足できる一品だった。

 

続いて路上でチャイを飲む。

一緒に歩く3人は街を歩くのは今日が初めてということもあり、警戒心が強い。

一日だけ先輩の私が偉そうに率先し、そのままサダルストリートまで向かう。

 

ダウンタウンというか、平たく言うと乞食的な方々もいらっしゃるゾーンを通ってみたが、やはり歴戦の猛者たち。臆することなく観光している。

サダルの両替レートは結構いい感じのため、まずは3人の両替を……と見ていたら、なんとマックスに遭遇

マックス、捲し立てるがちょっと待ってくれ!両替のレート見てるの俺なんだよ!

 

しかし猛者たちはきちんと計算して両替完了していた。なま言ってすんません。

 

Hくんは宿を探していたのだが、マックスが移った宿が、日本人バックパッカーの間では伝説とされる「パラゴン」だったこともあり、部屋を見せてもらうことに。

つーか、マックスが「見に来いよ!いい部屋なんだぜ!」って感じだったんだけどな!

 

彼は別の同郷人とツインルームに宿泊していたが、他の部屋の価格なども丁寧に教えてくれた。

なぜここが伝説とされていたかというと、まぁ、安いからということでもあるのだが、安い理由であったドミトリーが廃止されており、お得感はなくなってしまっていた。

まぁ、普通の宿より安いんだけどね。

 

その後、同じくマリアも見てみるが、こちらはさらに汚い、だけ。まだパラゴンの方がマシだが、つーか昨日サンタナにギリギリ滑り込めてラッキーだった。

(今日来た人たち、明日は部屋ないかも、みたいな感じみたいだし)

 

マックスに別れを告げ、サダル周辺のマーケットも歩いてみる。

昨日も歩いたところだが、やはり他の人と歩くと違う。まぁ、だいたい食っちゃったから、買い食いしなかったけどwww

 

ここで私は切符を買いにフェードアウト。

イースタン・レイルウェイ予約オフィス」という名前で「~歩き方」に乗っているところを目指す。

ホテルからは4キロという距離だが、初めて歩く街はやはり面白い。

地図の示すところに行ってみたが、や、やってない!

シャッター閉じてるし!ウロウロしていると、現地インド人が出入りするオフィスを発見。ここか?と疑いながら入ってみる。

壁に料金表と時刻表があるが、読み方がわからん!

暫く格闘し、ようやく状況が見えてきたところで、カウンターに行ってみた。

インド人にしか見えないが、バングラ人がいる可能性もあるから、と言われていたので、そのまま並び、姉ちゃんに聞いてみた。

「外国人の方は今日はもう受け付けていません。明日の朝来てください。場所は通りの一本向こう側です」

がーん、だな。

やはり先ほどのところで合っていたのだ。よく考えたら今日は日曜日。何らかの理由でやっていなくても、全然おかしくないじゃないか!

 

うーん、今日もいい運動ができたな!

 

宿に戻ってもろもろ聞いてみた。

  1. 切符を買おうとしていたところ自体は合っている(写真撮ってた)が、どうやら今日は早めに閉まったらしい(通常17時、今日14時。着いたの15時半)。
  2. カレーに屋はそこじゃしない。

 

「まだ余裕があるので~」→バカ。

 

カレー屋は通り過ぎていたようだが、Zam Zamも有名らしく、あの食べ物はブリアニといい、コルカタ名物だったらしい。

 

結果オーライ!

 

女の子二人とリベンジに燃えた私は、言われたところに行ってみたが、全然見つからん!

再度戻って聞いてみると、先ほどメニューになかったために除外した店がそこだったらしい。

再々アタック!

 

しかし今度は、「ビーフが一人前しかない」という事態。

もういいよ、と私はエッグカレーにしました。

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大きい方がゆで卵で、エッグカレー。カレーはバターが効いた濃い目の味で、辛い。これが卵と一緒になるとちょうどいいくらいに中和される。

ちなみに、ビーフカレーの方が辛くなかった。

 

これで24ルピーとは恐れ入る。しかし、足りなかった!

 

宿でしばらく寛いでから、再び外へ。

昨日の店はやっていなかったため、その隣の店へ。

 

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炒麺である。

中国のそれより少し脂っぽい気がする。つまりカロリーが相変わらず高そう。

味はカレー味ではない(ここだけかも)→今後大事そう。

 

明日は朝切符ゲットにリベンジで、うまくいけばそのまま寝台列車で移動となる。

コルカタはラッキーが続いているが、そのうちトラブルが起こるだろう。

強敵・インドとの戦いは、まだ始まったばかりだ!