新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第七十七話 Iが止まらない/インディ・フーズ アニマルスカルの王国

出立87日目 インド2日目 コルカタ2日目

 

犬の遠吠えに悩まされた昨晩。誰か通りかかったからなのか、暫くして静かになったが、遅くの外出は怖すぎるな。

 

さて、荷物をまとめ、マックスと連れ立って外へ。

チャイをいただく。一杯5INRなので、10円とか。マジか。

 

ふらふらと路地に迷い込んだところ、ニューマーケットという、肉・魚の卸売市場へ。

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マックスがカメラを向けるたび、嬉しそうに笑うインド人。カメラの画面をのぞき込むインド人。

こちらが微笑むと、例外なく微笑んでくれる。

ああ、こいつら、いい奴らだなぁ。

他の国を渡り歩いてきたおかげで、今のところ、警戒とリラックス両者を内在させていられる。慣れた時が一番危ないが、慣れんだろうなぁ、この国は。

 

通りはゴミがあふれ、人も溢れ、ダーティな町だが暖かい。しいて言えば香港に近いだろうか。(もちろん、先進性に違いはあるが)。

そして今、目の前の精肉所では、鶏が活動を停止し、羽をむしられ裁かれている。

むせ返るような血の匂いである。

うーむ、ダメな人はダメだろうなぁ。

奥では首を落とされた羊だか山羊だかが皮を剥がれている。こっちの方が絵的にはアレだな。冗談みたいな赤い血が地面を…これ以上は18禁か。

 

路地を挟んだ反対側は魚で、まぁ、これに関し絵は我が国は生け作りとかハードなことしてるし、大丈夫やろ。

 

朝から絵的にはなかなかハードなものを見て、チェックアウト。

マックスとはお別れである。

料理人からアクセサリー加工に転向したマックス。

どこかの国で貴重品を寝ている間に身ぐるみはがされたマックス。

それでも明るく、テンションの高いマックス。

 

ありがとう!マックス!おかげでインドに何とか馴染めそうだ!反面教師的な意味も含めてな!

 

さて、路地を縫いながら西へ進み、日本人宿「サンタナゲストハウス」を目指す。

途中、路地で地元民が食べていた揚げ物お菓子というかフードというかを購入。

3つで7ルピー。なんか安いな!カレー的なおせんべい(揚げ餃子の皮にカレー入り)、カレー的なパンっぽいもの。パパイヤの様な案の入った甘い揚げ菓子。

客のおっちゃんがいろいろ教えてくれて、親切に対応してくれた、客なのにな!

 

20分ほど迷いながら、カレー屋のおっちゃんが聞いてもいないのに教えてくれたおかげで到着。

扉を開けたら日本人が!結構部屋が埋まっているらしく、そのタイミングで偶然空いた物置兼用の個室ならOKとのこと。

マジで物置にベッドがあるだけなのだがww、いろいろ聞いてみたいし、お願いすることにした。

 

やっぱりあった、「地球の歩き方 インド」を初めて見るwww

みんなは、絶対行く前に目を通しておけよ!この国だけは、その方がいい!

 

昼頃まで見ながらスタッフと話をしつつ、腹も減ってきたので街を散策することにした。

 

先ほどのおっちゃんのところでカレーを頼む。

路地でそのままやっていて、客はその辺のブロックに腰かけて食べている。

 

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結構多めのライスに臓物カレーとカレーのチキン煮、おからみたいな、カレー味の何か。

当たり前だが、全部カレー味だ。

外国人用はスプーンがついたが、ここは彼らに倣って右手オンリーで食べてみる。

うん、うまい!辛すぎないし(タイの方がいかれてる)、香辛料がいかにもインドって感じだ。

しきりにお代わりを進められるが、警戒して断ったが(カレーだけちょっともらった)、地元民は結構お願いしている。

お支払35INR。特に追加料金はない。マジかよ。安すぎんだろwww

 

パークストリートという大通りを通って散歩してみることに。

うーん、こっちは完全に都会の道。一本入った路地とは打って変わって、歩いている連中の服も質がいい。これが、世にいうカーストの違いだろうか。。。

 

ここでロティロール的な食べ物を発見。ベジタブルロール28INRを選ぶ。

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トマトとポテトをメインに煮込んだものを、スライスオニオンと一緒にロール!

ボリューミー。食べ歩きにぴったり。

 

そのままチョロン通りとかいうメインストリートに出て、せっかくなので観光でもしようと、通りを下る。

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ヴィクトリアンメモリアルホールである。

その名の通り、イギリス統治時代のヴィクトリア女王と何だか関係あるらしい。

キレイですね。庭もいい感じに整備されていて、市民の憩いの場になっている。

 

入場料は外国人150INR、地元民は10INR。取れるところから取る。いいことです。

 

内装も素晴らしいが、撮影禁止とか。当時の資料や武器類などの展示もある。ふーんって感じだが。

意外にもインド人客が多かった。まぁ、京都とかもそうだけどさ、自分以外なんて数えるほどしか見なかった。人気のスポットの様である。

 

サダルの方へ迂回しつつ、宿まで戻る。

途中で買い食い。

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モモ。

インド風水餃子。もちもちの生地に各種の具が入り、チリソースっぽいものをかける、ミニスープ付で30INR。まぁ、だいたい2倍が日本円です。

 

ラッシーも飲んでみた。地球の歩き方によると、生水を使用している可能性があるらしいが、大勢はどうなのか見てみる意味も含め、トライ。20INR。なじみのあるヨーグルト味で、普通にうまい。

 

チョロンからサダルはマーケットも出ていて、見ていて楽しい。ジーンズが300円で買えたりねww

 

最後にチャイで締める。今朝も見た少年が元気に売りお混んできたので、つられてみた。大きめで10INR。もっとスパイス効いててもいいが、飲みやすい。

 

いろいろ食べてみて思ったが、カロリー高そう。

そういえば、ボロをまとった方々以外、特に男性は恰幅がいい。そりゃあ、こんなんばっか食ってればそうなるわ。

 

戻ると外出していた日本人たちがちらほら戻り始めていた。

そういえば、スタッフもほぼ女性、客にも女性が結構いる。

 

とすれば、最近も日本人女性のレイプ事件が、日本でも大きく取り上げられていると思うが、あの話、どうやらかなり眉唾、というかレイプとかなかったらしい 、という話が耳に入った。

 

不確かな情報なので詳細は書かないが、「日本人に手を出すとヤバいことになる」という認識がインド人の中で広がっているらしく、なるほど、だからあまり変な人が寄ってこないのか、と思ったり。

 

夕食は近くの店舗に。

初めて店舗っぽいとこで食べたなwww

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炒飯(ベジ)である。

米が完全に日本の形状から離れた!

パラパラなので、炒飯としては言うことなし。

価格は、この後にビールの代替として買ったスプライト(600ml)と同じ35INR。うーむ、既製品の方が高いなんてwww

 

今のところ、コルカタは問題なく、宿のWi-Fiも絶好調である。あと二日ほどで移動しようかな、という感じで。