第二百八十七話 たったひとつのEのために / ガブリンチョ!食らいつく海
出立89日目(通算339日目)エクアドル15日目 ガラパゴス5日目 サンタクルス島5日目
朝食を済ませ、本日は半日のみのツアー「Bay Tour」に出掛ける。
旅行社の前から案内の人に従って、港へ。
そこから小型船に乗って出発だ。
このツアーはサンタクルス島の港を巡るもので、陸路では行けない場所を見て回る。お値段35ドルと、他のツアーに比べて格段に安いのも魅力。
そして私以外全員スペイン語OKだったため、私だけのために英語で繰り返される。ちょっと申し訳ないww
まず訪れた岩場にはアシカたちが。
泳いでるねー。曇っていて波が荒いが、それでも悠然と泳いでいる。
しばらく見て一度目の上陸へ。
桟橋に寝転ぶアシカを、ガイドのおっちゃんが追い払う。
桟橋の下を悠然と泳ぐアシカ。
更に蟹じゃい(檜山)!何だ、こんな近くで見られるじゃん。こういうのが今後他の島に行ってもあるんだろうな。
ガイドの解説中、足元の桟橋から顔を出すアシカ。かわいい。
渓谷とため池。エメラルドグリーンが美しい。映画『ウルトラマン物語』でタロウが修行していた谷を思い出す。
こちらのため池には鮫の群れ。
彼らは昼の間ここで休み、夜になると狩りに出掛けて行く。
タコや魚を食べているのだという。この間海底で見たアレだろうか。
ここから更に歩く。今は乾期のため色もこんなだが、雨期には青々と草木が生い茂るのだという。
ウミイグアナ。顔が白くなっているのは、鼻息吹くときに出る塩とからしい。まぁ、泳いでるからな、塩くらい吹くわな。
何食わぬ顔で突然現れるこいつらも、そろそろ慣れてきた。ツアー会社に「イグナア見たい」と言ったら、「そんなのどこにでもいるぞ」と返された数日前が懐かしい。
海に戻ったらシュノーケリングの時間だ。今日はウェットスーツ無し!寒いだろ、と思ったが、ジードだ!と飛び込む。うむ、前回よりも水は冷たくない。
浅瀬の辺を泳いだが、普段人が立ち入らないだけあり、魚が豊富にいる。日本付近ではやはり見かけない魚がたくさん……ってすみませんね、水中用のカメラないんで。
更に今回はウミガメが海藻食っている様を1mくらいの至近距離で目撃。潮の流れで下手したら接触しそうになるのを、何とかホバリングして観察。いやースゲー。思ったよりガツガツ行くのな。
その後、一緒に少し泳いでさようなら。
シュノーケリングは息苦しくないが、徐々に寒さが忍び寄ってきたので、見るものも十分見られたし、ちょっと早めに船に上がる。
しばらくして全員上がり、出発。
「あれ撮っておけ!」と言われた鳥。カツオドリか?足見ないと分からんな。
再び上陸して目指した先にあったのはこちらの空間。泳げるようになっている様だが、シュノーケリング道具返しちゃったし、さっき泳いだし、何もいなそうだし、ちょっと泳いで終了。ちなみに、真水ではなかった。
最後にコーラとクラッカーをちょっともらって、ツアーは終了。このくらいだと船酔いもなくてちょうどいい。
陸に上がった私は次の島へのフェリーの切符を買う。当日では遅いらしい。ちなみに、旅行会社通しで買う形になる。もうついでに他の日程のも買ったが、往復だと安くなるにはなるが、同じ船でなければならず、これが合わなかったためにディスカウントはわずかだった。1回30ドルで、3回分で合計85ドル。
まぁ、INとOUTの空港変えたから、1回分のフェリー代はかからないわけだが。
そして今日も向かう、チャールズ・ダーウィン研究所。
今日のゾウガメは、首を伸ばしているこちら。
どうも虫の居所が悪かったのか、一頭が回り込んで噛み付いた!鞍型とドーム型で種類が違うからなのかなーとか思っていたら、「多分あれはメスで、ヒステリーね」とおばちゃん。
根拠ねーwwとその場にいた家族と一緒に思わず笑ってしまった。
縄張り?よくわからんなぁ。
市場には見知らぬ鳥が。今日も激しい魚争奪戦が、アシカとペリカンで繰り広げられる。
そして大量にランゴスタを買い込んでいく中国人。さすが富裕層は違うなー。
富裕と違う私は、余った食材でこちら。
マグロの生姜煮と余り野菜のパスタ。更にマグロを漬けにして保存していたのだが、問題なく食べられそうだったので、そちらもいただいた。
何だかんだで食い尽したな、マグロ。
次の島には魚のメルカドないらしく、厳しい戦いになるらしいので、ここからはすごく絵が地味になるだろうww
命の神秘が、我を呼ぶ!