新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第二百四十九話 C 32歳の革命 / Granma~キューバに上陸せよ~

出立26日目(通算276日目)メキシコ24日目 カンクン3日目~キューバ 1日目 ハバナ1日目

 

 

お久しぶりです!

既に一月ほど前ですが、とりあえずメキシコ出国~振り返ろう。

空港バスでやって来た私だったが、次の国・キューバへの入国もなかなかハードだ。

まず、ツーリストカードというものを入手する必要がある。これは日本ならキューバ大使館とかで取得すればいいのだが、メキシコならメキシコシティカンクンの空港での入手となる。

これが何か、と言うと、ものすごくざっくり言うとパスポートの出入国ページの代わりである。対アメリカさんで、旅行者が今後不利益を被らないように等々を考慮して、出入国スタンプをこれに押す形をとっている。これが2017年には現地なら25USDらしい。

実はもたついて出発まで2時間を切って到着した私、カウンターを探していると、制服を着て身分証を下げた謎のおっさんが声を掛けてきた。

ハバナに行くのか、ツーリストカードを持っているか、と質問。彼の手にはツーリストカードが。

※本来のカードはチェックインカウンターの背後高向かいにある、という説も耳にするが、よく知りません。すんません。

一応身元もはっきりしてそうだし、と彼についていくと、並ぶ客を差し置いてカウンターに入り、パスポートをチェックしてカードにスラスラと書き込んでいく。

えぇ、いいの?!

更にチケットや荷物の手配まですべてやり切り、最後に600ペソを要求してきた。

いやいやいや、今朝のレートでも25USDって445ペソくらいだぞ、ということで抗議すると、500に値下げ。値下げ出来んの!?

……まぁいいや。この人何者だったのか最後まで謎だったけど。

 

ただ、すごい聞かれたのが帰りのチケットの有無だ。

キューバのネット状況に恐れをなしていた私は、宿で一応取っていた。印刷はできなかったが、帰りの日付などをきちんと伝えたので事なきを得たっぽい。

ケツは決めたくなかったが仕方ないと思っていたが、どうやら助かった様だ。

 

ちなみに今回はインタージェット使いましたが、他の航空会社もツーリストカードを用意してはいるらしい。無くなることもあるらしいからアレだけど、謎のおっさんは貴方の元にも現われるかもしれない。

 

って飛行機1時間以上遅れてるやないかーい!!

 

時間まで待っていると、搭乗時に日本人T君と会う。ビビッて11時に来たというから、4時間ほど待ったことになる。うわぁ、何とも言えない……。

 

フライトは快適で、窓際だったこともあり、ビールとスナックでちょっとした「カリブ・フライト」という何やら豪華そうな雰囲気を楽しむ。

 

空港では荷物のレーンは間違えたものの、なにもなく通過。話によると保険に入っていないとダメ(しかもアメリカ系は×。期間的にアメリカ系しか入れそうになかった)とか、いろいろ厳しそうな話を聞いていたが、そこは問題なかった。

両替も空港と市内でそんなに変わらないと聞いており、そこも問題ない。

次です。

実は空港から市内は直線距離でも15kmとか離れており、そこまでは「基本的には」空港バスかタクシーを利用することになる。が、誰が見つけたのか、地元のバス「P12」を使うと、通常3,000円だか掛かる距離を、僅か1cup=5円くらいで行けちゃうのだ!おい、全然違う!

 

まぁ、その行き方は他のブログを参考にしていただくとして、問題はそこじゃない!

今紹介した「CUP」は、キューバ国民用の通貨単位、通称人民ペソである。

ところが、ATMなり両替なりでもらえるのは「CUC」。外国人用の通称兌換ペソなのだ。

価格差は1兌換ペソ=25人民ペソとなる。

つまり、バスに乗るためには人民ペソに変える必要があるが、空港の両替ではやってくれない!取り扱ってるのに!

一部情報によると出発カウンターであれば換えられる、と言うが、空港の人間はだれ一人教えてくれない&忘れていて確かめていない。

今回は両替時の端数で6CUPくらいの額が出たので私は事なきを得たが、ATMで降ろした&メキシコペソを持っていないT君は確保できなかった。

まぁ最悪、空港で買い物して崩すのがいいかな。ともかく、バスの乗り場がどうとかより、ここの方が大事なので言いました。

 

そんな訳でターミナル間の移動用の人民ペソもなかったため、市内へのバス停まで歩く羽目に。

飛行機の遅れもあって予定よりも2時間は遅い。もうすぐ日が沈む!というときに何とかバス停へ。日が沈んで果たしてバスが来るのか?もう宿につけば何でもいい!という気分の頃にバスへ。

これが市民用だからとにかく混む。そしてアジア人なんて珍しいのか、というかツーリストで乗ってるの我々だけだからか、ものすごく目立つ。メキシコ人に比べるとよそよそしい印象のキューバ人。スペイン系が多いと聞いたが、黒人も多く、慣れていないと怖い。ムキムキの奴ばっかだし。

しかし笑顔で接していればこれ以上にないハイパームテキ状態になれることは、旅人の誰もが知っている。終点が旧市街の近くなので、今日の宿の近くになる。

私は知らなかったが、キューバの宿もネット予約できる。ネットの普及はまだまだなのにできる。まぁ、携帯はあるしな。T君はそこへ向かうが、彼の携帯がGPSを拾わない。ああ、サ○スンさんか。

ということで私と別れるところで念入りにチェックし、去っていった。大丈夫だったかな。

私は日本人も多く泊まるという噂のカサ(民宿)しまおらに。日本語と韓国語でも表記がある。この時点で22時くらいでヘトヘト。あ、キューバは治安いいみたいです。

 

部屋に行くと日本人の男性Kさんが。数日前に入られたとか。周辺の情報を得る。いや、それよりなにより部屋にエアコンがあるのが最高!カンクンではなかったし。

カサは一般のホテルよりも安く、しまおらは1泊10CUC=約10ドルだ。これで朝食もつくんだから言うことなし!

コントローラー見当たらなくて、夜中ちょっと寒かったよ……。

 

ということで、一応移動編なので一回分けますね。

 

戦士の魂が、我を呼ぶ!