新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第二百四十五話 M・オブ・デス / 旅or墓の分岐点

出立21日目(通算271日目)メキシコ19日目 オアハカ4日目~

 

日本時間では本日2本目かな? 

 

宿の朝食は洋食で、パンの他、ハムやスクランブルエッグなんかが付く。

さて、移動日なのでチェックアウト後、荷物を預けて街へ出る。

純粋に街を見て回るのは初めてだ。最終日にして。

 

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オアハカはメキシコの魅力を凝縮した街として名高い。前2日の様な歴史的な遺産の他、先住民族の暮らしも見れ、穏やかな気候もあってのんびりした雰囲気が特徴だ。

 

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幾度となくJちゃんと待ち合わせ場所にもなった「Iglesia de Santo Domingo」。

1575年から1世紀の歳月をかけて築いた大教会。

 

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金箔や宝石をふんだんに使って聖ドミンゴを称えて作ったこちら。うーむ、たしかにすごい。

これが世界文化遺産に登録された地区の象徴的な建物というわけだ。

 

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ゲートやテープで道が封鎖されていたと思ったら、白バイと共に駆け抜ける自転車。そういう競技の大会だったらしい。

 

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「Iglesia de la Soledad」は1682年~90年にかけて建てられたバロック様式の教会。

先日はこの前にお祭り会場があった。

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こんな感じの。

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内部にはオアハカの守護聖母「Virgen de la Soledad」像が飾られている。

らしいのだが、ミサ中のため、あんまり近くで見れない……。

 

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他にも教会が多数。

 

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Guelaguetzaの関係か関係ないのかわからないが、何か豪華。そういえば、洗礼を受けてるっぽい赤子がいた。泣いてたけどな。

 

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楽隊が教会前で演奏し、その横に食べ物屋さんも。というかどこもかしこも食べ物や民芸品の屋台だらけ。いつもこうなのかどうなのか、最早わからない。

 

屋台もブラブラしてみるが、イマイチ面白くない。

そういえば、この街じゃいつもJちゃんたちがいたな。一人で見る街が寂しくなるとは、妙な話だ。

 

「昨日ありがとう、今日出まーす」的なメッセに、「お別れを言いたい」と健気なJちゃんと、再びIglesia de Santo Domingo前で落ち合う。

 

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オアハカの至る所で見かける……名前忘れた。かき氷的な感じのところにシロップよりも薄いジュースをかける。今回はハンドメイドなので個性が出る「エンジェル・キス」というものをJちゃんがチョイス&おごってくれる。早い!相変わらず男前だな。

 

イチゴミルクをほのかに酸味を足した感じで、意外に甘すぎない。メキシコなのに(よく知らんが)。イチゴやメロンなどの果肉が入った一品だ。

今日は妹のKちゃんがパーティでいないため、通訳なしで四苦八苦だ。途中でパーティに呼ばれてない男子から連絡が入るという、生々しい事態もあったが、なんというか、女の子はどこでも女の子だね。

 

彼女に解説を聞きながらお土産を見繕う。食べ物にしろ、お土産にしろ、現地の人間に聞くのが一番早い。というか、今回の度、大切なことは全てメキシコ人が教えてくれた、と言っていいくらい、助けられている。これまで行ったどの国よりも人がいい気がする。マフィアとかいるけど。

 

ついでに例の虫料理、チャプリネスを買いたいというと、これまたぐいぐい手を引いてメルカドまで行き、場所を聞き出してくれた。

 

「ホテルからバス停まで2kmくらいあるし、ここで……」

「え、近いから送るよ」

Jちゃんが男前すぎるww

 

バスの待ち時間もあり、日本の写真を見せたり、彼女の学生時代、ダンスをやっていた頃の写真を見せてもらう。

……ん?

全然ちゃうやんけ!!

いや、確かに今もメキシコ人の中では結構美人さんだと思う。しかし、痩せていた頃……スゲー、超スゲーなメキシコ料理。人をわずか4年で変えてしまうなんて……恐ろしい子

 

ふー、その頃会ってたら旅が終了してたな。危ない危ない。

 

かくして、このブログ始まって以来の(ちょっとした)ロマンスに胸を焦がしつつ、12時間の過酷な夜行バスの旅が始まるのだった。なげー!!

 

カリブの海が、我を呼ぶ!!