新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第二百三十七話 M・オブ・デス / ハイヌーン・ブレイク

出立12日目(通算262日目)メキシコ10日目 サンミゲルデアジェンデ2日目

 

 

朝食はパンとジャム、シリアルにコーヒーとミルクが並び、有料で別途メニューを頼める、という方式だった。

 

パンをモサモサ食っていると、先日も宿が同じだったコリアンガールIちゃんがやって来た。昨日の夜、同じ宿であることがわかり苦笑い。モサモサしながら今後の予定なんかを聞き合う。

昨日は「部屋に置いといた金に手を付けられたっぽい。貴方も確認した方がいい」と言われて戦慄した。油断大敵だ。

実は前の宿に置いておいたバックパックの鍵が、何かで変形した様に開けづらくなっていたので、もしかして誰かが強引に開けようとしたんじゃ……と思っていたところだ。これは状況を見て荷物の管理を徹底せねば……。

 

破損したバックを私なりに修理し、昼前に出掛ける。

サンミゲルの街は実際半日もあれば観光出来ちゃうくらい狭い。グアナフアトからの日帰りツアーがあるレベルだ。

 

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しかしね、風情があるというか、やはりちょっと見ただけでは景色は見れても空気は味わえないですよね。3日滞在予定だけど、それでも絶対足りないし、数週間レベルで滞在する人もいるくらいに住みやすいと(まぁ、語学学校行ってるとかもあるみたいですが)

 

で、何が言いたいかと言うと、昨日のブログで紹介したところでほぼネタ切れです。

そこで今日は街の感じみたいなふわっとした内容となります。

 

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街全体がオレンジとかイエロー主体で暖色系。石畳も相まって何か温かいイメージ。

 

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ビートルも結構走っている。なんでも、メキシカンはビートル大好き過ぎて、本国で生産終了しても特別に生産してたレベルらしい。まぁ、気持ちはわかるよ。

 

街を一望できる場所を求めて(よくわかんなかったので、足で稼ぎました。バカスwww)

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彷徨う内に公園へ。

何かの祭りの準備?をしていた。基本、地元民しかいなかった。

 

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お、来ましたね!昨日のところと違い、ここは記念撮影に及ぶ人がたくさん。

はぁはぁ言いながら登ってきたが、バス停が横に……そうですか……

 

街へ降り、次の目的地「zenteno cafe」へ。

中南米といえばコーヒーの産地が多い(と思う)。そんな中、メキシコに入国以来おいしいのを呑んでいない。今朝だってそうだ。牛乳入れて誤魔化そうとしたら、牛乳だってうまくない。八方ふさがりだ!

まぁビール飲める環境ゆえ、これまで放置でしたが、いくら何でもあるだろうと。メキシコにもコーヒーへの情熱があるはずだろうと。曲がりなりにもコーヒー好きみたいな雰囲気でアジア編はブログで偉そうに講釈たれといて、なに無視かましてんだと。

そんな訳でネットの力、お借りします!で見つけたのがこちら。ちゃんとgoogle mapにも載っています。

 

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わお、内観までオシャレ。あまりの暑さにアイスカフェラテにしました。

 

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おお、いい感じ。机は豆が敷き詰められた上にガラス板で固定されたおしゃれ仕様。

ついでに言うと店で売られているドリッパーやらは日本製の「Hario」さんじゃないですか!お疲れさんです。

 

そして味もいうことなし!あるじゃないですか、おいしいのが!

まぁ牛乳混じってるんでね、確実なこと言えませんが、おいしいですよ、ちゃんと。牛乳まで違う気がする。35ペソした甲斐あり。

 

大満足でみせをでたところで、そろそろ昼食うべ、となり、まぁもうこの時点で14時半すぎてるんですが、観光客で儲けようという熱意に溢れる町中をすり抜けてメルカドへ向かう。

 

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か、かわいい~。

ここサンミゲルデアジェンダは、メキシコ国内でメキシコ人が旅行したいランキング1位であり、女子受けNo.1であるという称号を持つ街。その理由の一つが、世界中から雑貨の買い付けにも来るレベルというこのお土産群にある。

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た、確かに、メキシコシティの店とはディスプレイからして違う……。これまで見た土産物店だと、タイのパーイがダントツだったが、ここはここでまた違った、「ワイらは中南米やけぇのぅ」といった趣があっていい。

 

いや、飯だから!とメルカド内の食堂へ。って思った以上に混んでおる……。しかも、メニューに金額が書いてない!クソッたれぇええええええっ!!

 

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ということで、お店の兄ちゃんお勧め「Bistec de res o de pollo」の牛肉バージョンで。

Bistecは薄くした肉を焼いたもの。たしかに、そうだ。65ペソ。何気にメキシコ最高額か?

だがそれに見合うボリュームだ。というか、食いきれるだろうか……。

肉はそこまで硬くなく、塩味の効いたシンプルなもの。米と豆の煮込んだもの、野菜とスィーティオ(懐かしい!)、ケサディージャにトルティージャが付いてくる。

日本の感覚だと米とトルティージャでおいおい炭水化物被ってんじゃんってイメージだが、こちらではどうも米はおかずの一部らしい。メキシコ人O君と飯を食わなければ、理解できなかっただろうな。

 

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こんな感じでこのプレート上のものは全てトルティージャに包むための存在である。日本でいうところのオンザライスと思えば話が早い。

 

まぁ日本にもお好み焼で飯を食う部族がいるって話だから人のことは言えないが、ここにも奴らの体型の秘密があると睨んだ。

さらにコーラも勧められたが、そんなことしてみろ!炭酸で食いきれないぞ!ここにも奴らの(以下略)

 

というわけで腹が重くなり、もうダメ。いったん帰る。

値段なりだったからなのか、恐ろしいボリュームであった。最近食が細くなった気がするが、それを差し引いても圧巻である。食いしん坊にはお勧めですね。

 

日も暮れたのでシャワーを済ませ、外へ向かう。1階のラウンジでは、食事するコリアン女子たちが……。ってかコリアン多いな。流行ってんの?さっき部屋に入って来たのも多分コリアンガール。おい、あと男だぞ!まぁいいけどね!

 

時刻は21時過ぎ。この街はメキシコでも有数の、「夜で歩いても大丈夫な街」である。

風呂上がりに夜風が最高に気持ちいい。ちょっと肌寒いくらいだ。

 

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夜見ると雰囲気がいろいろ違う。

 

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この状態に置かれた後、どうするのが正解なんだろうか。

 

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そっと近づかれた女性が悲鳴を上げたが、そりゃそうだよなぁ……

 

Iちゃんたちとまた遭遇。まぁ、そりゃそうよ、ここしか来るトコないし……。

 

宿に戻ると、同室のコリアンガールがパックしつつ足を壁に上げていた。えぇ……

流石美容大国。旅行先でも意識が高い。確かにバッチリメイクしてたもんな。バックパッカーはすっぴんが多い。もちろんあたしも☆

 

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昼の(昼の?)食事が響いたので、気になっていたメキシコの買うヌードルを試してみる。

10,5ペソ。そろそろいったん日本の風を感じてもいいだろう、日清。

もう一つはハバネロがどうとか書かれていたが、流石にケツに負担かけすぎたので、こちらに。でも辛いのが基本みたい。

 

おお、これは!驚いた、日本のよりおいしくない!

何ていうか、麺のスナック感が半端ない。駄菓子のラーメンを食ってる感じが近い。うーむ、こんなとこに差があるとは……

 

さてさて、もう一泊取っていた私good job!って感じなので、明日も全力でまったりする!

 

カリブの海が、我を呼ぶ!