新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第二百三十三話 M・オブ・デス / I Do ! I Go ! Here イイトコ!

出立7~8日目(通算257~8日目)メキシコ5~6日目 メキシコシティ5日目~グアナフアト1日目

 

 

毎日歩き過ぎたので、下半身にガタが来ている。。。

そこで安息日を設け、洗濯などしていると、宿に16歳の少年Y君がやって来た。かつて父親も来たことがあるというメキシコに、単身乗り込んできたというのだ。何て度胸だ……。

初日の私以上にメキシコ人に怯えていたが(まぁ、彫り深くて地黒だから、無表情だと怖いよね……)、それでもここまで来たなら大したものだ。

つーか、ダブルスコアだよ。

おじさんは聞かれたことはいっぱい教えましたww

 

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お昼になったので、彼と一緒にタコスを食べに出る。先日行った屋台で2つ。

この時、サルサを普通にかけていたら、彼も真似していたので、

「あっ、これ辛いから気を付けて」

「えっ!!」で悶絶する羽目になっていた。フッフッフ、ういやつよのぅ。

絶望しかけた彼を、別のタコス屋へ梯子を仕掛ける。先日の鍋で煮込んでいるオヤジの店だ。

 

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写真撮っていいか聞いたらポーズも決めてくれたオヤジさん。

 

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ここのタコス(再掲載)はやはりうまい。Y君も満足し、1つのつもりがおかわりでもう1つ。良かった、おっさん面目躍如だよ。オヤジさん、ありがとう。

 

一応場所は、アミーゴのすぐ下の通りを西に向かって次の通りを少し行った左側に地味にあります。

 

スーパーにも行ってみたが、これはこれで面白い。2,5ℓのコーラとかあってビビる。

 

出発の準備をして、この日は終了。

 

翌日はY君と共に朝食へ向かう。管理人さんらと話しながら情報を得ていると、同じ部屋のこれまたYさん登場。こっちで働いていた店の話を聞いたが、そりゃあ凄かったさ……

 

さて、準備完了したので出発する。管理人夫婦が見送ってくれた。宿泊前日に空き部屋を尋ねに伺った際は、同じ虚空を見つめてパンをかじっていたので不安だったが、いい人達だった。特に旦那のSさんは飛行機なしで8年も旅しちゃうクレイジー野郎だったが、その性か目は悟った人みたいだったなぁ……

 

先日も来た北バスターミナルへ。

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各バス会社のチケットカウンターが並び、食事処もある。

グアナフアト行は現在では一社だけとか聞いていたので、そこで購入。5時間の旅、570ペソである。

 

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所謂一等バスというヤツで(グアナフアト行はこれしかないとか)、席がなんだかすごい!足元も引き出せて、テレビ?画面もあるし、飛行機のビジネスクラスみたいになる。

 

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さらにこんなものまでつけてくれるんだからすごい。飲み物はリンゴのソーダを選択。

画面では「ゴーストライダー2」を見たが、もちろんスペイン語吹き替えバージョン。それはいい。おそらくメキシコで作った吹き替え版なんだろうが、ものすごく造りが雑。

効果音とか適当で、それを音楽で誤魔化している。まさか、日本の葺き替えの技術が高いことを思い知ることになるなんてな……。

 

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メキシコシティ周辺の景色に慣れていると、こんな自然もあるのかぁ、と感慨深い気持ちになる。

 

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トウモロコシ畑だ!やっぱりたくさん作ってるんだね!

 

本当に5時間かけて到着。バスターミナルは街から離れているため、さらにバスを乗り継ぐ。特に確かめもせず、目の前のバスに乗車。ボ、ボロイ。インドで見たバス並みにボロイ。

自分以外に外国人を乗せることなく発進。こうなればなるようにしかならんだろう。

最新型と思われるバスを、何かの意地なのかガンガン抜いていく。いいぞ!いったれ!これでセントロにつけば完璧だな!あとめっちゃ揺れる。

 

無事到着。何だかんだで5時近く。宿は予約済みのところだったが、何とその日の宿泊者は私一人だった。そういえば、予約サイトで見た時も「残り6ベッド」ってあったけど、ベッド6個しかないもんね。

 

お姉さんは鍵を託すと、全て鍵をかけて去っていった。えっ、何、ここ俺一人なの?

 

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宿の前の通り。イイ感じだな!

 

細かい見学は明日に回し、ざっと歩いて回る。

なかなかに人通りも多く、メキシコシティとは違った華やかさがある。観光客も多いなぁ……そういえば……腹が、減った。

 

ポン

 

ポン

 

ポーン

 

よし、店を探そう。

 

と言ってやって来た店が、マーケットのすぐ脇にある食堂街の2階の店。基本的に観光客向け高級(と言ってもアレだが)志向の店が多いが、ここらは比較的現地人向け。呼び込みも激しい。

 

当然英語メニューもなければ特に話せる人もいない。

 

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エンチラーダス・ベルデ、40ペソ。トルティージャにチーズ?を包み、ベルデソースをかけてサラダをオン。最近野菜不足だったのでこれにしたが、今回のことで料理名の法則性がちょっと見えた。次回からに活かそう。

 

もちもちのトルティージャに酸味のあるサルサ・ベルデが心地よく、チーズがまろやかに味を締める。ライスもパラリと仕上がり、うまいぞ。

コーラを勧められたが、そういえばこっちの人間、食事のときにコーラをよく飲むんだよなぁ。だから太(以下略)。

 

あーしまった、タコス食ってないけど、まぁいいか。

 

昼はポテチだけだったので、物足りなくなり、街角でピザと、念願のコロナビールを買い、宿で。

 

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ピザ生地はサクサクしており、パンはうまくなかったけどこっちはまぁ、イケるかな。

 

さて、明日はガッツリ観光だ!

カリブの海が、我を呼ぶ!