新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第二百三十話 M・オブ・デス / 新世界来たり

出立4日目(通算254日目)~メキシコ 2日目 メキシコシティ2日目

 

 

G君とK君とで朝食を取りに行く。

G君が「僕は朝、甘いものがいい」というので、まぁ、ぶっちゃけタコスでいいんだが、それに倣ってパン屋へ。K君は「こっちのパンはマズい」といっていたがこう、見るからに重そう。細心の注意を払ってナッツとゴマののった、比較的甘くなさそうなものとカプチーノにする。8+25ペソ。

ナッツで誤魔化せたが、パン生地が本当にイマイチ。ボソボソっていうか。カプチーノもほぼ牛乳。乳臭い牛乳。日本の牛乳っておいしいんだ、て気づかせてくれる牛乳。

そんな中、G君は前言通り、砂糖をまぶしたパンとカプチーノに砂糖ドバっ!おいおいおいおい、大丈夫なのか!?

砂糖まぶしパンをくれたが、本当にザラザラした砂糖が口に残り、悲鳴を上げてしまうレベル。K君の生クリーム入りチョコまぶしパンももらったが、これも…やはり生地は大事だな。

一個食べきるのもやっとの思いの重さだったが、彼らは何個も買って行く。さっき自分が食べたのもナッツがえらいのっていたことを考えると、カロリーが高い。そりゃ皆太るわ!

 

それにしてもK君の英語力には感服する。オランダの大学に通っているとかで、G君への説明なんか聞いていると、私でも意味がある程度分かるので、そんなに難しい言葉を使っているわけではない。普段から使っているという経験があるから、すぐに言葉が出てくるのだ。ああ、これは大切だなぁ。

 

とか言いながら、宿を移動する。G君や昨日話に出たアメリカ人B君に別れを告げ、日本人宿「ペンション・アミーゴ」へ。

来て早々日本人だけで群れるのは、正直アレなのだが、日本人宿には現地を回った人間たちのが記した記録=情報ノートがある。今後のメキシコ~南米を回るにあたり、そのリスクの高さから、早めに情報を仕入れておきたかったのだ。

っていうか、本当ならあの宿、二日泊まる予定だったんだけどね!本当にエアチャ…(以下略)

 

ペンション・アミーゴはメキシコ人のお母さんがオーナーで、管理人は日本人がやっている。

魅力は1泊140ペソという価格と、朝食付きという点、後は先の件等の情報収集、また書籍などの娯楽がある点だろう。

その分ボロイけどな!これは慣れてない人は若干引くレベル。でも1回寝ちまえばどうとでもなると思う、と遊び人の様な事を言ってみる。

 

さて、件の情報ノートを見ていたら、ここで飼われているネコ、フリーダが来た。

 

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メキシコの女流画家から取られたなだが、雄である。まぁ去勢してるから何とも言えないけど。コイツを膝に乗せながら撫でるという典型的な悪のボスごっこをしながら情報を集めた私は、いざ、本日の目的地に向かう!

 

キター!国立人類学博物館!

メキシコシティ観光のハイライトともいえるこの博物館は、メキシコ内外の歴史、文化文明をざっくりと見れる、お得な場所である!

 

人類の起源から始まって、マヤやメシカと言った文明のものがガンガン見れる。

 

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キュウレンジャーにも登場した、オルメカの巨大な顔とか。

 

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辻本さん!辻本さんじゃないですか!

 

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こんな王族の仮面?みたいのが棺と展示してあったり。

 

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チョコラブの師匠みたいのがいたり(死の神とかなんとか)

 

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もうこれ、そのままゲームの敵キャラ?ジャシュライン?みたいな

(殺された母親の復讐のために現れたとか何とか、日本人ガイドが言っていた。おなかの骸骨はその母親のもの)

 

他の旅先では博物館系は避けていたが、ここは面白い。展示物の内容だろう。

というのも、仏教系やキリスト教系のものは何となく背景や成り立ちが見えているので想像の域をなかなか出てくるものがない。

 

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しかし、これに惹かれるのは、「どういう精神性でこれ作るに至ったの?」という、全く未知なるものへの興味がそそられるからだろう。

日本で言うと、縄文とか弥生ら辺の、混沌とした世界観が近いのだろうか。

 

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屋内なのに巨大展示や屋外に雰囲気まで出した展示もあって飽きない。

 

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そしてハイライト「アステカ・カレンダー」。時代を5つの太陽で表し、今はその5番目の太陽の時期らしい。あとは星がどうとか書いてあったが、もう調べてください。

 

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他にも、2階には各地のインディオの文化などが展示されていて、極彩色の服とかお面とかいろいろ面白いが、ぶっちゃけ各文化の差異がわからない。まぁでも、かわいいよね。

 

そしてどうでもいいが、広い。これで70ペソなら大したもんだ。あとは主要なもの以外はスペイン語の解説しかないが、読んでたら1日がかりになるので、見るだけでいいんじゃないですか(投げやり)。

 

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あとは、この辺は観光地化しているので、中心地よりもだいぶキレイで、公園なんかも憩いの場。

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リスもいる。警戒心が薄いのか、誰かがエサやってるからなのか、結構逃げない。

 

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博物館の中のVRであった、楽器演奏しながら空中でグルグル回る頭のおかしい芸が、実際に外で行われていた。こえー。超こえー

 

さて、帰りもメトロに乗る。あ、でもバスの方が座れると思います(1回6ペソ)。もう足パンパンなのにね。行きもメトロだったから、どのバス乗っていいかわからないし、仕方ないね!

それにしてもメトロ。外国人をほぼ見ない。

 

帰りは宿の近くでタコス。

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1つ10ペソ。昨日のところと違うのは、煮込まれて牛肉が使われている点と、自由なトッピングがこの玉ねぎのみのところだ。

が、これがうまい!トマトベースだろうか。ほぐれるまで煮込まれた牛肉が旨みを引き出し、トッピングに乗せた赤い液体に浸かった玉ねぎが食感と辛味を追加する。ライムも絞れば完成する!うまい!ついもう一個頼んじゃったぞ!

 

宿で寝ていると、盗難騒ぎがあった。なんでも、デジカメがいつの間にかなくなっていたらしい。まぁ、日本人宿だからと安心していたのだろうが、屋上から侵入するとか、やろうと思えばできるし、皆がみんないい人ばかりでもない。

これは日本人宿だけに関わらずだし、ここの管理体制の不備とかでもない。もちろん、バックパックがナイフで裂かれたとかロッカーを破壊されたとかなら何とも言えないものだが、犯人探しになれば気分のいいものではないだろう。最低限の防衛、管理はしておくのが、相手を疑わずに済むマナーのように思える。

(やってないのにバックパック開けて出てきたらどうしよう、というよくわからないドキドキはあったが)

 

とか言いながら盗まれたら超ダサイからこの辺にしておこうっと♪

 

カリブの海が、我を呼ぶ!