第二百二十八話 A ラ ランド?/ LAストーリー
出立2日目(通算252日目)アメリカ ロサンゼルス1日目
これ以上こんなとこにジッとしてられるかっ!
というわけで、もうこうなればロサンゼルスに飛び出すぜ!バックパックごとな!
空港のWi-Fiのわずかな時間を使って調べたところによると、街まではタクシー(乗合もあり)を使うか、直通バス「Fly away」を使うか、「LAX」バスとメトロの複合技で行くかというところ。
タクシーは高いし、手っ取り早くフライアウェイする。8ドルだが、これはクレジットカードでの支払いになる。
そしてやって来たのがここ!
ハリウッド!
考えてみれば、ここロサンゼルスは様々な物語の舞台になってきた街。
なんとなくミュージカりそうですが、そうもいきません。
この画を撮るためだけに11キロのバックパックをエンジンブレードの様に引き摺って坂を上ったわけだが、本当にね、いい運動。いつか福井警視の様に片手で振り回したい。
「照井です」
途中で必死に登る私に笑顔で挨拶するマダムもいれば、ほとんど下着でランニングする姉ちゃんもいる。こういう人たちに支えられて、何とか登っていったわけです。
あとはこの「ハリウッド ウォーク オブ フェイム」。所謂活躍したハリウッダーの名前が彫られており、ゴジラ先輩や渡辺謙さんとかが彫られていたハズ。
この「諸先輩方を見つけるぜー!」「全部見てやるぜー!」と息巻いておりましたが、あらゆる道に多数が分在しており、断念。当たり前だろ、ハリウッダー何人いると思ってんねん。
そしてなぜか、見つけられた知っている人物は歌手だけ。何故なんだぜ?
続いてメトロで目指したのはこちら、ロサンゼルス自然史博物館。恐竜もたくさんいるという、もう最高の、あ、私恐竜好きなんですけど、だから呼ばれたかみたいな感じで突撃!
はい!ってこれ違うぅううううううっ!!
休みかよっ……。ああ、そういえば、今日独立記念日だったね……
横には別の博物館。
どう見ても科学特捜隊の本部!なんだ、ここにあったのか。
結構な体力消耗でもう帰ろうかな…いやでも、出発ミッドナイトだし……ええい、こうなれば!と向かったところがこちら!サンタモニカ!
何か生まれる前あたりから来て来て来て来てって言われてた気がするんだよね、サンタモニカ。
いい海じゃないか。ここは太平洋。おーい、日本のみんなーみえるかー。その海の反対にいるぞー!
こっち側の太平洋は、ちょっとキレイ。
バンドマンやらが心地よいセッションで雰囲気を盛り上げる。イイねぇ。癒される。湿気はないが日当たりがいいところは暑かった今日のロサンゼルスにあって、初夏の海からの潮風が冷たく、心地よい。
ああ、絶対肌ベタベタになるな。
さらに途中の写真にもあったトリケラトプスもいる、サード・ストリート・プロムナードへ。
ちょっとおしゃれな商店街だが、ここはパフォーマーの聖地とかで、そんな感じの連中がいろいろいるが、脱いで肉体を見せたがるのは何故なんだぜ。
そういえば女子に気を取られて気付かなかったが、東~東南アジアの人種と比べてガリガリが少なく、マッチョめかデブという二択で割り切れる。これも興味深いところだ。
帰りはメトロとLAXを乗り継ぎ、空港へ。使い方によるが、こっちの方が安いかも。
メトロはSUICA的なカード(1ドル)を買って、2時間乗り放題~(1,75ドル)の金額を都度更新していく形だ。
四回乗るなら一日券とほぼ一緒になる計算だ。エキセントリックな現地人が乗り込んでくるので、慣れて楽しめる心持が大切だぞ!
いやー流石人種の坩堝、アメリカ。ここら辺はメキシコ人の流入も多いのか、スペイン語も飛び交うが、観光客と併せて古今東西あらゆる国の人間が見れる。そういう意味では、実にいいスタートだったのではなかろうか。
そして空港でお夕飯です。
8種のチーズバーガーと生ビール「ブルームーン」で、締めて26.11ドル!高い!
でもこの日めっちゃ歩いたし(23km)、初めての食事だし(ついタイミングを逃した)、いいよね!
ハンバーガーは本当に8種類くらいチーズ入ってるし、ミートは厚くてデカいし、ポテトはカリカリだしで美味。アメリカだから大味だろうと高をくくってました。ケチャップはあった方がおいしかったけどね。
ビールは店員のおっちゃんのお勧めにしたんですけど、ドイツビールを思わせる、重めで酸味や渋みがある、おそらく度数も高い重厚な一品。バドワイザーみたいな薄いイメージだったので、これにも驚かされる。もう腹パンパンですぅ~
うむ、やはり胃袋で感じるのは大事ですな!
さぁ、今度こそメキシコへ行けるはずだ!と書いている時点でまぁ、着いてはいるんですが、簡単には更なる試練が実はあった!
カリブの海が、我を呼ぶ!!