第二百二十七話 Cの衝撃/どうにもならない五里霧中
出立1日目(通算251日目) 日本~中国~アメリカ
さて、久しぶりの国外旅行である。なんか昨日までバタバタしていたが、そこはご愛嬌。
成田から飛行機に乗り込む。
そういえば、予約した時は出発が羽田だったのに、いざ予約完了したチケット見たら成田だったんだけど、まぁいいや。安いのでね。仕方ないね。
早速Air Chinaのロビーに行って受付するが、案の定時間がかかる!もう二人くらいで取り組んで、気づいたら周りの中国人がどこにもいなくなってるくらいに時間がかかったぞ!
いやー、余裕見て3時間近く早く空港着いといてよかった!まぁ姉ちゃん達も経験値積めただろう、と厚顔不遜に考える。アメリカの「隣国」からキューバに抜けようとしたのも時間がかかった原因だろうか。
さて、トランジットで北京へ。中途半端な時間だったが、機内食が出て、北京のビールも飲めたし、早速ラッキー!ええ、もちろん米にしましたよ、今後わからないんで。
そして北京の街へ降りる雲を抜けると!抜けると!抜けているのかっ!?
もう真っ白。凄いスモーク。これが世にいう北京の洗礼か。
まぁ、空港にとどまるし問題ないかーと思っていたら、飛行機からはバス移動。Oh……心なしか空気が悪い感じが……。
次なる飛行機を待つ。表示がわかりにくいのもさることながら、なんでこんなに照明落としてんの?いや、いいけどさ、多分自然光ある前提だよね?ないからっ!霧の中だからっ!
そして、何事もなかったように5時間の遅れを持って出発。
また貴様らか。
次のフライト、トランジット5時間なんですけどぉおおおおおおっ!!
むかついたので、北京空港のWi-Fiで「天安門事件」検索してやりました。 yahoo経由だと普通に見れますねぇ。
もう慌てても仕方ない。だって12時間のフライトだから。頑張れば1時間くらいまけるだろ、とまだ望みを捨てない私。
なんか後ろの席のニーハオキッズが席めっちゃ蹴って来るが、もうそんなのどうでもいい。
あ、なんか街の明かりが見えてきた。すごーい!まさしく大都会!規則正しい格子状の光がとてもキレイね。流石はロサンゼルス♪
そして到着時刻は見事に次のフライトの出発時間。流石だよ、エアチャイナ。安定の中国クオリティだな。
機内で配られた入国用のカードも別に使わずに入国。
カウンターに行ってもエアチャイナは塩対応。乗り継ぎ便の航空会社も「知らない」と供述。いやあの、もう23時なんですけど。何かないの?ねぇ?アンタんとこの責任よっ?!
もう心の中のエンジェルがロスする感じでしたけど、仕方がないので空港で夜明けを待つ。
ああ、思えば、日本の対応って神だよね。ホテルとか確保してくれるもんね。
みんなも、自分は神様だとか勘違いせずに、ありがたがろうね!
周りには似た感じで過ごす外国人がたくさんいるので、まぁ、よくあることなんだろう。
夜が明けて、乗るはずだった航空会社のカウンターへ。当たり前だが、メキシコ人だらけ。もうフォーリナー私だけ、みたいな。おいおい間違って黄色人種並んじゃってるよーみたいな。
そして「Hahha!お前の便はミッドナイトだ」。何笑ってやがる!?
つ~ことは何か、私ここで一日待つのか。なんてこった!!
そういえば、飛行機で会った日本人が「今日は独立記念日だ」とか言っていたが、おいおいアメリカさんよぉ、そんなに私に祝ってほしいの?
もう、しょうがない子ねぇ。夜まで離さないなんて、情熱的すぎるわ。
あーホテル代無駄になった。。。
というわけで、果たしていつ辿り着くんだメキシコ!覚えとけよ、チャイナ!
カリブの海が、我を呼ぶ??