第二百二話 サウンド・オブ・A / そしてユーロの風が吹く
出立59日目(通算222日目) ハンガリー7日目 ブタペスト7日目 ~ オーストリア1日目 ウィーン1日目
午後のバスで移動である。
ヨーロッパは張り巡らされた鉄道網があるのだが、バックパッカーは極力金額を抑えたい。
調べると、今回もバスの方が安かった。
ユーロラインで5,900HUF。ネット予約できるので、簡単だ。
午前中は名残を惜しみつつ、先日の大雨からの停電で、営業できなかった「小町」の食材を使った炊き出しのカレーとチーズコーン和え。
朝カレー!さらに生卵も落とし、栄養満点だ!
荷物を整え、スタッフと滞在者に別れを告げる。
ブタペスト2日目から滞在したこちら。N氏やS君を始め、多くの人とご縁を持つことができた。また、今後のルートもある程度固まった。
ありがとう。
これもまた、引き寄せた結果なのかもしれない。
見送る方は寂しいが、送られた方は胸を張る。これまた繰り返してきたことだが、というか、これ間に合うのか?
慌てて地下鉄を乗り継ぎ、10分前にバス停へ。
えっ?プリントアウトしないとダメ?
発券場に慌てて向かい、プリントアウトしてもらう。
何とか5分前に乗り込むと、席はすでに埋まっていた。
次は余裕を持って行こうww
さて、そのまま爆睡したので、車窓の景色も何もないのだが、長閑なもんだったな!
一説には、電車の方が景色はイイらしいが、寝てたからな!乗り過ごさないだけ、楽!
とか言っているうちに、街の東側に到着。時間通りにほぼ到着。約3時間だ。
うーむ、都会だなぁ。っていうか、寒い。えっ?寒いっ!?
そうなのだ。風が冷たくて震えるのだ。確かに緯度的には北海道くらいだが、ブタペストからほぼ平行移動だ。なぜこうなったっ!?
地下鉄を乗り継いでホテルに移動する。
本当にタダの都会だ。
明日以降の準備をし、夕食に出掛けるが、軒並み高そうだ。
本日はケバブを買って帰ることにする。
これで3€。
トルコ人と思しき連中が経営する、本場のもんだ。
それにしても、20時半でスーパーが閉まるなんて……ある意味、健全な都市だ。
特にすることもなく寝る。
全体的に高そうだが、ヨーロッパスタンダードなんだろうなあ……