第百九十六話 R・アローン / Still for your……
出立52日目(通算215日目) ルーマニア7日目 シギショアラ3日目
移動日である。
と言っても、夜行バスを使用するため、動きはまったり。
街の中を歩いたりで時間を潰す。
古都ゾーンの外の教会に行ったり、
山上教会の中を見たり、
そして今回利用したホテル「 Pensiunea Cristina si Pavel」、かわいい。
ガーデン感がいい。が、当然の帰結として蚊がいる。
韓国人のMさん、もう一日居るにしたようだ。羨ましい。
しかし私はいくぞ!
バスの発着は、隣の町のトゥルグ・ムレシュだ。
駅前からミニバスに乗る。12RON。
窓からは雄大な自然や
コーン畑が見える。
およそ1時間で到着。出発は20:40分で、到着は16時半……。早く来すぎたな……。
今回使用するバス会社、「Orangeways」は評判がすこぶる悪い。
検索すればマイナスな、星一つの評価しか出てこない。
「来ないと思ったら、便がキャンセルになっていた」、「出発時間が突如16時台になっていた」
おいおい、何年前の話だよ、と前日に見たところ「投稿 5分前」。
……。
ただ、勝算はあった。
予約時点で残り3席。ここでキャンセルはさすがに痛いだろう、というその一点のみだが。
でも金額が魅力的。
電車だと同じ区間で50~70€、このバスだと21€。
カード1枚ない状況では、安い方に賭けたい!
そして、残ったRONを消費しきるためにレストランで贅沢三昧!
スープとメインのつもりが、よくわからんが付け合わせとサラダ増えてたwwまぁ、いいけどww
スープは豆のスープ。
メインはベーコン巻いた豚肉。
重すぎるwwスープとパンでお腹いっぱいww
これでも計39RONだから、まぁ、いいんだけどね。
さて、いい時間になったから集合場所・バスターミナルの向かいのガソリンスタンドに行くと、果たしてバスがあるではないか!やった!大勝利!
乗り込んで席を探していると、「皆適当に座ってるから、空いたところに座る感じだよ」と現地女性が教えてくれた。ありがとう。イイ奴だ。
何か同じ年頃の女子に優しくされるとすぐに好きになりそうになるな、最近。
さて、バスのクオリティは高くない、と聞いていたが、トルコのとかを前提にすればそうなるが、日本の低料金の夜行バスと同じ程度だ。気にならないが、欲は眠れないだろうなぁ……。