第百八十話 グッド・ウィル・B / 海のヴァルナ
出立28日目(通算191日目) ブルガリア4日目 ネセバル4日目~ヴァルナ1日目
移動日のため、荷物を準備。昼飯を食ってくか、ということで、昨日の店へ。
お姉さん、相変わらず笑顔が素敵。
初日に来ていれば、何か変わっていたかもしれん……これが運命か……(バカ)。
ゲッティ シシリー 5レフ。レストランで食っても、安いな。
アルデンテ慣れした我々日本人からすると、ちょっとゆですぎだが、トルコで食った時もこうだった。ということは、アルデンテってそんなメジャーじゃないのか?
旧市街の入り口のバス停へ。
12レフ、2時間の旅。
寝てしまったが、バスはトルコのものが格段に良く、こちらは日本の観光バスの様な感じだった。
幸い町の中心地付近で泊まってくれたので、ホテルまで歩いてすぐだった。
チェックインしてしばらくすると、イギリス人のじいちゃんが同じドミにやって来た。
2週間の旅行で、暇を見つけてはあちこちの国に行っている様だ。
「男やもめの気楽な旅さ」と陽気に話す様に、思わず引き込まれる。
そして荷物が中型リュックサックに収まるほど、靴下は履きまくって捨てるという思い切りの良さ。スゲー旅慣れてる……。
主要観光地は17時に閉まるが、なんだかんだとその時間になってしまったので、ブラブラと散歩に出る。
メインストリートは、まるでディズニーランドかUSJの一角の様な風情がある。
町中に海鳥が雀の如く歩く光景がシュール。
ここを抜けてしばらく行くと、海に出る。
ブルガリア第三の都市で、「夏の都市」と言われる、リゾート都市の様だが、まだオフシーズンなのか、旅行者は少ない。
というか、ブルガリア全体で旅行者が少ない気がするが、これがデフォなのか何なのか。
船型レストラン
特撮好きとしては看過できない店名のレストラン。
ちなみに、本物は「GODZILLA」。Lの数が違う。
「サマーシアター」では、6月下旬から音楽イベントが行われている様だ。ハイエイジ向けの民族音楽というか、日本の演歌的な感じなのか、そういう層しかいない。
宿お勧めの店で夕食。調子に乗って2品頼んだら、量が多すぎる!!
ムール貝のバター蒸しと小魚フリッター(多分)。
これに500mlのビールを付けて、10.5レフ=約735円。や、安い!!
しかも案に違わず旨いぞ!
日本でこの量を食ったら、3倍はかたいな。そしてやはり食いきれない!!
ビール入れたら1kg超えるし、当然か……。
うーむ、最近食べる量減っていたからな、胃が縮んだやもしれん……。
お魚は泣く泣く残し、袋に入れて持ち帰る。その辺で猫に餌付けしようという魂胆である。
が、思った以上に猫がいない!
そ、そういえば、トルコより明らかに見る量が減っている。おお、悲しい……。
明日はヴァルナ観光に繰り出そう。