新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第百六十五話 Tはわかってくれない / But man risies...

出立11日目(通算174日目) トルコ10日目 カッパドキア5日目

 

 

早朝4時過ぎに目覚ましが鳴る。

昨日からこちらの宿に来ていたYさんと支度をし、迎えのバンに乗り込む。

すでに中国人のカップルがいた。

バンはその後、Q女史を拾い、待機所まで。

ここで紅茶とクッキーを食べて待っていると、準備完了となった。再びバンに乗り込む。

 

段々と茜色に染まる山際を背景に、ギョレメから離れていく。途中の道々には同じく準備を整える無数の気球たち。そう、今日はカッパドキアといえばの、バルーンツアーに参加である。

 

参加費用が比較的安い会社に頼んでいたのだが、幸運なことに、参加者は5人だけ。

おかげで小さい籠だが、余裕を持って見回せる。

 

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バーナーオン!

同じ様にふくらまされていく無数のバルーン。嫌が応にもテンションは上がる。

 

ロープ、スプリット!浮上開始である。おお、意外と早いぞ!

周りには大勢乗り込んだバルーンも見えるが、それをしり目に余裕綽々で登っていき、あっという間に高度600mへ。

そして、サンライズ!!

 

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ああ、キレイ。

 

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多種多様なバルーンが浮かんでいるが、先日山の上から見た、ちっとも上昇することなく日が昇ってしまった、MDK=まるで駄目な気球も数多く浮かんでいる。ここはかなり大手の様だが、つい最近も落下事故や火だるま事故を起こしているらしいので、申し込みの際は気球の柄をチェックしましょうww

 

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これは2日前の画像。この一番手前にある、水色と白のバルーンだ!気を付けないと、絶望が君のゴールになるぞ!

 

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さて、バルーンは高度900mまで上昇。さすがにここまで来ると寒い。

他のバルーンが遥か眼下に展開している。

 

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しかし、景色がたまらんなぁ。さすがは気球。比較的穏やかな運航で、高度が苦手というYさんも心穏やかに乗っていられるようだ。

 

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それにしても、笑顔ウルトラZで今日もアイアイアイアイアーな感じだなー。

 

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レッドバレーなどの名所付近では低空飛行。もちろん接触もなく、きわどく攻めるテクを称えると、ドヤ顔のパイロット。いやー、トルコ人好きだわーww。

 

約1時間で地上へ。

 

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最後にシャンメリー的な飲み物で乾杯。オープン時に思いっきり振ったので、おもっくそ濡らされたw

ホテルまで送られて終了。大満足のツアーであった。

 

料金は最大175€くらいまであり、オプション(例えば、フライト後のドリンクがスパークリングワインになっている、など)や飛行時間などにバラつきがあるが、1時間も飛べばなんかダレて来るので、時間は長くする必要はないかなー。

 

ちなみに今回ツアーを申し込んだのがここ。

Q女史が他社とのトラブルを相談した際に、親切な対応をしてくれたこともあって依頼。1人100€で、最安かな?安すぎると未熟なパイロットとかいるらしいので注意。

(MDKバルーン会社の情報もここで聞いた)

 

さて、宿に戻っても6時。今日はやることやったので、ダラダラ。

 

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お昼は近くのロカンタで、Yさんとシェア飯。1品12TL。

食い終わったころに、「チャイいるか?無料でいいぞ!」とトルコ人。イイ奴らだなぁ。結局2杯いただいた。

他の店でも、チャイをサービスしてくれたり、「厨房見るか?」と誘ってくれたりと、なんだかんだ親切だ。うーむ、やはりトルコ、かなりいい国だ。

 

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宿ではトルコ人主、ムラーがトルコ楽器を演奏。トルコの音楽はヨーロッパというより中東寄りだ。どことなく砂漠の様な景色を連想させる。ここではカッパドキアの特異な地形が浮かぶが。

 

宿の猫や犬と戯れたりしているうちに、YさんとQさんを送る時間になった。二人とも今日でイスタンブールから去る。

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近場の食堂でラムシシを食べる。19TL。ラム独特の臭みがうまい。ここのは香辛料が抑え気味なのか、物足りなく感じた。インドに毒されたか?

 

何だかんだで滞在中は毎日一緒だった二人の旅立ちは寂しさも残るが、出会いがあれば別れもあるさ♪

「まちゃあ、会おうぜぃ!」とシンバルキックで送り出した。

 

トルコ人はイイ奴が多くて、旅の出会いと別れは楽しくて、吉川晃司はすごいヤツ。

それが今日の結論だ。