新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第百五十七話 Tはわかってくれない / なぜトルコ人は話しかけてくるのか

出立3日目(通算166日目) トルコ2日目 イスタンブール2日目

 

今日更新2本目!ww 

 

トルコ人はイイ奴って聞いたけど、話しかけてくるのは、やっぱりな感じでござる!

 

時差からくるアレで12時間近く寝てしまったが、まぁ、とりあえず調子も戻ったし、観光していくぜ!

 

ここイスタンブールは、メトロやバスのほか、トリムと言う路面電車も走る、いい感じの雰囲気を持つ街。歩くだけでも楽しいので、観光地へは歩いていくのがお勧め……って、新市街の宿から歩くと、昨日は16km歩いてるから、まぁ、無理しない方がいいな。ちな、今日は13kmで、いい運動ね!

 

目的地に向かう途中で、トルコ人に話しかけられた。つたない日本語である。

いっちょ付き合ってやるかと、案内されるままについていくと、トルコ絨毯屋のオヤジ登場。

おお、ついに来たか?有名なトルコ絨毯詐欺、始まるかっ!?

このオヤジ、日本に10年以上いたらしく、とにかく日本語がうまい。天気乱れるかも、という話を聞いて、「やばい、家の窓開けてきちゃったよ……」と日本語で頭抱えるくらいに流暢だ。チャイを飲んで一息入れて、店へ。来るか?

トルコ絨毯の作り方がクソ丁寧→高いことがわかる

終了。

 

うーむ思ったより淡泊だ。ひょっとして、本当にいい店?

物によっては1,000万円というトルコ絨毯。後の地下核で揉めることもあるらしいので、注意である。

 

そしてこいつに、次はツアー会社に連れていかれた。

ここのオヤジも日本語ペラペラ。壁に貼られたポスターを止めるテープの経年劣化具合から、金とってトンズラという店ではないようだ。実際、こちらの日程に合わせて場所を組み、移動費やらホテル代やら諸々込なら、金額的にもそこまでぼってはいないのでは?という感じ。

 

でもなぁ。インドでコレは完全に観光客鴨にする手だし、何より決まった日程でテキパキ動くのが……めんどくさい。

 

結局、後で別のオヤジに連れてかれたところも似た感じで、1日当たりにすると8,500円くらい。でもさぁ、ぽんと15万以上払えねぇよ。つーか円安、ざけんなよ!

 

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アヤソフィア博物館」である。

 

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と言っても、展示物が並んでいるのではなく、個々の内装そのものがもはや博物館というか、宗教施設でもないし、どうするべ?的なニュアンスでこうなっているんだろうな。

 

というのも、支配者の変更等で、立て直しやら内装の変更やらが行われたためである。

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ローマ→ビザンツオスマン帝国という流れの中で、十字架の意匠はマイナーチェンジ、壁のキリスト系モザイク画は漆喰で塗りつぶすってのをやらかしたものの、後年になって漆喰を剥いでみた→結果:もはやイスラム施設でもない

 

まぁ、イスラム系国家にしては珍しく、壊さず再利用した結果として元の状態も見れるので、大変ありがたいことである。頼むから壊していくのやめようぜ。

ちなみに、トルコ国民は90%以上、イスラム教徒ですが、ゆるゆるです。

 

やっぱアジア圏とは違うな!なんつーか、オシャレさんだわ!欲を言えば、内装の左半分工事中なんだから、入場料安くしろよ。30TL。

 

 

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続いては、通称「ブルーモスク」と呼ばれる、「スルタン・アフメット・ジャーミィ」である。

その名の通り、アフメッとさんの廟。イスタンブールを代表するモスクで、イスラム教徒はもちろん、観光客もわんさか来る、街の象徴である。

 

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「ブルーモスク」は内装に青いタイルが多く使われていることからついた二つ名。

荘厳な装飾と、ひんやりとした空気が神秘的な雰囲気を醸し出す建物だ。

……って、写真だと赤くね?いや、実際はトントンだったし、こんなもんだろう。

 

中と外でボーっとしたり、瞑想するのがいい感じ。入場料はかからないので、そこもいいww

 

土産屋を冷やかしながら宿に戻り、夕食は昨日と同じ店で、ケバブロールとヨーグルトスープである。5TL。

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そういえば、ヨーグルトが名産だったな、トルコ。レモンを絞って酸味をプラス。うまいけど、どことなく、初夏の一夜置いた味噌汁を思い出す。

この地元食堂の安さに脱帽である。

 

トルコはイスラム国だが、前述の通りゆるめで、店によっては酒も扱っている。ただ、新市街のバーはヤバい、とトルコ人が教えてくれた。高いうえに、酒を頼むと女の子が群がっても来るようだ。これも有名な「ぼったくりバー」ってヤツらしい。

 

さて、いい感じに清濁見えてきたイスタンブール。まだまだこっちのエンジンはかからない!頼むぞ、トルコ!