新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第百五十六話 Tはわかってくれない / 飛んでイスタンブール

出立2日目(通算165日目) トルコ1日目 イスタンブール1日目

 

 

さて、ようやっと旅行記である。

「長い」「飯とデザートの話ばっかじゃん」という暖かいお言葉も頂いたので、なるたけ必要分をかいつまむ方向にします、って言ってるそばから昨日の分長いけど。

 

そんな訳でメトロを乗り継ぎ、宿にやって来たんですが、トルコの「メトロ」はその名に反して、地上に出る部分が多い。おかげで景色が見られるのだが、中でも圧巻は橋を渡る際だろう。

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(※これ違うけど、イメージね)

突然開けた視界には、これまでのアジアとは明らかに異質でありながら、ヨーロッパの街並みとも異なる、独特の情景が浮かび上がるのだ。

それもそのはず、シルクロードの交易地として栄えたここイスタンブールは洋の東西が混じりあう、都市丸ごとが世界遺産という名所である。

 

巨大なモスクが点在し、小高い丘に向かって建つ異国情緒漂う数々の建物。

これは期待できそうだ!

 

荷物を置いて出掛けたのは、イスタンブール観光のハイライトの一つ、「トプカプ宮殿」である。

15世紀半ばから20世紀初頭にかけて使用されていた、オスマン帝国の支配者=スルタンの居住宮殿である。

 

久しぶりの大物イスラム建築物である。その特徴をいかんなく発揮し、「ハレム」という、日本でいうところの大奥的な建物もあり、ここでハーレムビートを夜明けまで奏でまくっていたわけである。クソゥ、少しでも女運を分けてほしいものである。

 

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代を重ねるごとに増築し、豪華に「夏用」の部屋とか、シチュエーションに応じて部屋の装飾や趣向を変えているのだが、裏を返せば同じ目的と用途の同じ、バリエーション違いみたいな部屋が連綿と続くという、平たく言うと飽きる仕様。無駄に広いし……。

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ハレムと併せて45TL、約2,050円である。

うう、トルコ高いよぉ。宿はともかく、飯代も普通のレストランでいいもの食おうとしたら1,000円超えて来る。そうなると、谷中のトルコ料理屋に行った方が、遥かにいい!

チッ、ちゃん安倍のノミクスのせいで余計高くなってるよぉ。

安倍、いつか泣かす。

 

感動で。

 

おそらく日に一度以上は同じことを思うだろうなぁ。

 

話を戻すが、ここは個人的に宝物系がお勧め。武器やら装飾品やら、異文化丸出しなので、日本のものとか見慣れていると、余計に面白い。

86カラットのダイヤとか、世界最大級のエメラルドが埋め込まれた短剣とか、もうちょっとやりすぎなんじゃないかなぁ……。

 

考えてみればきちんとした睡眠時間は短く、蓄積ダメージもあるので、今日はこれで断念。遅めの昼食をとって宿へ向かった。近場の安いローカル食堂、8TL=約360円(1TLでだいたい45円)。うーむ、アジアでの考え方を改めないとキツイ、か……。とりあえず谷中の……(以下略)。

 

体力を回復させ、明日には見られなかった定番観光地を見て回りたい。