新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第百五十五話 Tはわかってくれない / Re Boot, Re Birth, Re Fire!

出立1日目(通算164日目) 日本 → ロシア(モスクワ経由)~ トルコ イスタンブール

 

 

しれっと再開しやした、御存知『新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)』。

友人の結婚式もあって、4月下旬に帰国と相成りましたが、沖縄~与論島~鹿児島を経由してからGW前に故郷へ帰るという、寄り道で1週間以上費やしましたが、その間にいろいろあったね。

 

ネパールの地震。ここでも載せていた、つい10日ほど前まで見ていた景色が見る影もなく崩れ去り、多くの犠牲者が出た。幸い、知り合いの日本人は無事だったようだが、現地で接していたネパーリー達は知る術もない。

出掛けた食堂の店員は、お土産を買ったあの店・人間は、泊まったホテルの従業員は……と、考えるとキリがない。

犠牲者の方には深い哀悼の気持ちと、被災地には一日も早い復興を祈るばかりである。

 

それにしても、沖縄は大雨になるし、桜島は爆発するし、確か台湾も何かあったような……。

通った道がことごくこれでは、まるでディケイド状態である。

諦めて全てを破壊し、全てを繋ぐか……

 

用事が済んでから、出発まで1ヵ月近くかかってしまった。特に準備がどうとかではなく、モチベーションの問題だ。

タイ、ネパールで会ったTさん曰く、「まず帰国時に日本とのずれた感覚から始まり、知人との接触でそれが鮮明化して溝ができ、旅行中のハイな気分との落差から鬱になる人間も多く、場合によっては自死に至ることもある」

確かにネパールで一緒だったEさんも、「3ヵ月は動けなかった」と言っていたが、果たして、よく意味が分かった。

 

日本的なものいっぱいの台湾に入った時に感じた「うげぇ」感は、「外国なのに」という前提があったが、あの日本人の憧れ沖縄への上陸時でさえ、「どんより」を感じた。いやぁ、大丈夫か、日本。マジで負のオーラに満ちてるぞ。

 

生きるためにもがく「生」のエネルギーが不足しているのだろう。

散々現地人の悪逆非道を記載してきたが、それも生きるために必死でやっていることだ。

対して、年間3万人の自殺者が出る、希望の国。引きこもりモリモリ。

まぁ、正直2カ月そんな感じだったし?わかるけど、日がな一日中家にいるなら、もういっそ日本出ればいいと思う。東南アジアドミトリーで2chとかしてればいいじゃん。できるし、安いし。

 

と、斜め上を行きましたが(笑)、まぁね、実家で朝起きて洗濯物干して時代劇とか刑事ドラマ見てご飯作って洗濯物たたんで……みたいな、もうやっぱ前世のどこか主婦だったんだろうな、みたいな生活を送ってたら、そりゃあ、ドンドン針の筵になってくるわけですよ。なんせ扶養家族外れてるのに、日本人の三大義務満たしてないし、みたいな。もう存在が憲法で保障されない状態だったんで、こりゃあそろそろ働くか、再開するしかないかみたいな状況になり、ただ働くとなると、ありつくまで針の筵継続するジャン、という思考に至り、大学時代の友人Sちゃんの熱烈なトルコ推しにも誘われて、ただの冒険野郎に戻ってみた。

 

ロシアはモスクワを経由してトルコ イスタンブールに至るのだが、昼12時発→翌朝1時着と、時計の上では13時間、当然時差があり、最初のモスクワ着12時→16:25みたいな奴だったんですけど、知識ない上に地図見てなかったんで、モスクワってもうほとんどヨーロッパじゃね?みたいな位置にあったんだね、ということで、ここで10時間は飛行機に乗っていたわけだ。ほぼ地球の裏側に行くんだから、当たり前だよな。

アメニティ付きで、映画まで見れるシート、初めてで興奮した。映画も4本くらい見たけど、英語どまりだから、何言ってるかわからんかったわ。

まぁ、キャビンアテンダントのロシアのお姉さんが激マブだったのが一番興奮したけどね。ここんとこ親族以外で、対面でまともにコミュニケーション取った女子いなかったから、余計にね、もう、ダメだわ、色々。

 

モスクワで4時間潰して再び21時半発の飛行機に。

この時点で、確か6時間時差があるので、日本時間3時半くらいか。時差ぼけの意味理解www

やっぱ小型なんだなぁ、まぁいいや、とウトウトしていたら、現地時間22時半くらいに機内食が。待たんかい!一瞬、「日本時間で4時半だから、クソ早い朝食と考えればいいか」とか思ったが、現地では22時半なのだから、夕食にしては遅い!既にさっきの機内で2食食ってるからね、食えないから!

しかし起き掛けにブルーの瞳で見つめられ、とっさに「チキン」と答えた私がチキン野郎でございます。

 

かくして、早朝1時に空港に降り立ったわけだが、さっきのクソ早い朝食理論はやっぱり無理があるよなぁ、と思いながら、始発を待つのであった。ふー、やれやれ。

 

さ、ダウナーな始まり方で何ですが、今回は2ヵ月ちょっとしか期間がないので、まぁ、多くて3~4ヵ国ですかね、決めてないけど。84日、それが俺の、絶望までのタイムだ。

 

とか言いつつもっと早く帰りそうな予感すらしますが、もうひとっ走り付き合えよ。