新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第百五十二話 翼よ、あれがTの灯だ / 果て無き冒険スピリッツ

出立161日目 台湾・台北2日目

 

 

今日は想定外もいろいろ起こったし、色々なものが積み重なってやるせないから、メランコリーに書いていくね。週末だから大丈夫だよね。

 

8時くらいにホテルを出て、バスの停留所まで向かったよ。

途中で朝食を食べて……と思っていたら、周りには朝から開いている店が少なくて、代わりにテイクアウト専用のミニワゴンがたくさん並んでいたよ。でも、これから出かけるのに、汁物とかは持ち歩けないよね。仕方ないから諦めるよ。

 

今日向かうのは「九份」という村だよ。

台湾の映画の舞台になったことで、一躍有名になって、日本では「千と千尋の神隠し」の一部モデルになったのでは、という話がある村だよ。

どちらも見ていない僕には、何だかどうでもいいことだね。

 

アクセスは電車→バスと、バス直結の2つの方法があるよ。やるせないから、当然バスだけの方法を取るよ。

Webで検索すればすぐ出てくる場所に向かうよ。駅前だからすぐだけど、朝飯探して彷徨ったから歩きだったよ。運転手に確認したら、日本語が返ってきたよ。嬉しいけど、海外っぽさがなくて、やるせないね。今日現在で、片道100元だよ。

平日の9時前ということもあって、乗客はまばらだよ。約1時間半の道のりだよ。

 

他の人のブログでは、運転について書かれていたけど、インドやネパールに比べれば、ずっと穏やかだよ。道が平らだから、トップスピードは出ているから、それが怖いのかもしれないね。台湾のドライバーは良識ある人たちだから、バスドライバーがどんなに荒くても、皆対応してくれるよ。

 

山道を登って到着。下界が見下ろて、靄はあるけど、海まで見えるよ。

 

セブンイレブンの横から、「九份老街」へ入っていくよ。

 

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たくさんの提燈が並ぶ、いわゆる観光通りで、たくさんの観光客がいるよ。台湾人、中国人や韓国人、日本人等、アジア系がほとんどだよ。夜に来ればちょうちんに灯がともって、いい感じかもしれないね。

 

「台湾ブレンド」と称するコーヒー屋があったよ。アイスドロップ(溶けた氷でじっくりドロップするアイスコーヒーの作り方で、ゆっくり入れるから味や香りが、いい感じになるよ)を店頭でやっていて、目を引いていたよ。

他の国の豆もたくさん置いていたから、あくまでブレンドのみオリジナル、という可能性もあるけど、きちんとドリップで入れてくれるし(そうじゃない!感は満点)、味はなかなか良かったよ。これを持って散策だね。

 

お腹が空いたから、食べ歩くよ。

名物なのか、至る所にある「魚丸湯」。

 

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魚肉団子のスープで、皆のイメージよりももちもち食感が楽しいよ。30元。

 

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紅糟素肉圓、45元。くずもちの中に「素肉」なので、豆腐をどうにかしたものが入り、甘酸っぱいあんかけがかかった一品だよ。もちもちでボリュームがあって、お腹に溜まるよ。

 

他にも、芋を使ったもちもちのお菓子も食べたけど、考えてみたら、どれもこれももちもち系だったね。気づかなかったよ。だけど、貝とかイカとか肉とかは、何となく日本でも食べれそうだったからね。

 

オシャレな雑貨屋さんやカフェも多いよ。かわいいものが多いから、若い子でも楽しいね。

 

同じ経路で帰っていくよ。乗り場でタクシー運転手が待ち構えていたけれど、少し待てばバスが来るから乗るわけないし、第一押しが弱すぎるよ。

 

14時くらいには戻ってこれたよ。

こちらのお店で働く知り合いに会おうと思っていたら、急にダメになったよ。お仕事だから、仕方がないね。

 

明日の予定だった、コーヒー屋を目指して移動するよ。

距離があるから、メトロを利用するね。香港やバンコク、デリーと同じトークン式のチケットで、もう慣れたもんだから迷わないね。

 

行ってみたら店がなかったよ。そういえば、師匠のリョウ君も、行きたい第一候補の店は必ず何らかのトラブルでたどりつけない、というジンクスを持っていたけど、そこまで引き継いでしまった格好だね。

同じ位置にある店に入ったら、メニューが中国語で、全く何があるのかわからなかったよ。英語表記がないのも珍しいね。

それでも聞いてみたけど、外国産の豆しかなく、やり取りに困った店の人が知り合いの日本人に電話してくれ、その人を介してやり取りしたよ。どうやら台湾さんの豆は希少らしく、この辺の店では扱っていないみたいだよ。探した店だったらありそうだったのにね。

 

仕方がないから、近くのWi-Fiスポットで調べたけど、遠かったので諦めたよ。

明日行く予定のスポットに近いことが、救いだね。

 

もう夕方だから、ご飯にするよ。

すぐ近くに小籠包の看板が見えたから、頼んでみたよ。

 

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黄金~という御大層な名前がついていて、60元。食べたらスープが溢れ出し、本当においしかったよ。何だか楽しくなってくるね。

 

少し移動したら、「夜市デビューにお勧め」な銀河海観光夜市があったから、行ってみたよ。

 

台北2位というだけあり、また、食品だけでなく、衣料やグッズ類もある、いわゆるナイトマーケットだったよ。

でも、中国、香港、東南アジア系に比べると物価が高いから、お得感はあまりないね。

 

日本語表記の店が多いから、日本人もたくさん来るんだね。わかりやすい半面、興ざめしてしまう自分がいるけれど、ソフトランディングのためだから、ちょうどいいのかもしれないね。

 

日本の屋台でもある様な、「そこ出身者がいないからって、いい加減な名物を売る」というのがここでもあったよ。初めて見る日本名物が盛りだくさんだね。

 

魚介や肉類等、おいしそうな屋台はたくさんあるけど、今朝と同じ理由で、パスしたよ。「台湾限定」感がほしいよね。

 

一口餃子、35元。甘辛のとろりとしたあんかけをかけてくれるよ。何だかんだ、片言の日本語で話せる人が多いから、意思疎通も気軽だね。その代わり、英語は逆にイマイチ伝わらないよ。

 

台湾スイーツに手が出せなかったから、頼んでみたよ。

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古早味豆花、50元。

具を3種類選べるけど、何が何かわからないから、おばちゃんに適当に選んでもらったよ。混乱した僕を見て、横の女子高生が笑っていたね。

氷もかかっているけど、ガイドブックとかでは「注意」と出ていたよ。おばちゃんがかけたそうだったから、断れなかったね。これで明日悲劇が起こったら、仕方がないね。

 

この二つで意外とお腹がいっぱいになったので、夜市を冷やかして歩くよ。

どう見ても偽物のジャパニーズキャラクターが跳梁跋扈する辺りは中国的だけど、歩いている人たちが皆あか抜けているから、同じ民族とは思えないね。これなら日本人か台湾人か、普通分からないね。

 

思いがけず早めに宿に戻ったけど、やるせないから台湾ビールを飲んでみるよ。

 

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一番デカいツラしていた奴を選んでみたよ。47元。さっぱりすっきりタイプの味で、東南アジア方向と同じ。日本製は濃いめなんだと思うよ。苦みは結構あるよ。

つまみは台湾製のお菓子だよ。店に並んでいるのは日ほとんど日本製のお菓子ばかりだから、探すのに苦労したよ。

 

よく考えたら、明日行くところの近くに目的地があるわけだから一挙両得だし、そもそも今日の内に調べ直せたからよかったものの、明日行っていたらリカバーが効かなかった可能性もあるんだから、超ラッキーじゃん。何メランコリーって?イミフww

 

パックツアーじゃない旅だから、想定外も当たり前。けれどだからこそ得られたもの、出会えた人がいたのだ。

 

タイの終わりにそれを思い出せてよかった。おかげで、日本でも同じように考えられるんじゃないだろうか。今日はそのためにあった日だったのだ。そういうことか!

 

よおし、いいぞ!この調子で明日もドーンと行ってみよう!!!