新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第百二十五話 Iが止まらない / 日常と埋没と

出立135日目 インド49日目 リシケシ7日目

 

 

諸君、おはよう。

土曜の朝、いかがお過ごしだろうか。安らぐ休日を祈りたい。

 

さて、朝ホテルを出てしばらく行くと、ビラを食べる牛に遭遇。

 

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この街では彼らが街をきれいにしているようだ。

まぁ、イベントなりが終わっている保証はないわけだが。

 

今日も昨日と同じ、「Fresh Bakery」へ。シナモンロールとチャイで30+20R。

まぁ、普通かなー。相変わらず甘さ控えめだし。

そして、やはりこの街には欧米人が多いことを思い知らされる。

 

そういえば、あれだけ東南アジア各国で多かった韓国人を、ここではまるで見掛けない。

彼らにはヨガはまだピンと来ていないのだろうか。

 

今日の「OM SHANTI OM」のヨガもまた、かなりスパイシーだった。

五星戦隊ダイレンジャーのEDもかくやというくらい「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!」って言ったし。

「理屈はわかる。だが、心も体も、そう容易くついていけるわけではあるまい(CV 池田秀一)」と口走りたくもなる。そんな感じのポーズだった。いや、説明できないが、平たく言うと倒立。

 

その後、KATさんのホテルにお邪魔して、バナナを食いつつ話をした。

KATさんのホテル、メインストリートから1本入っただけだが、山に面しており、牛とか豚とかがゴミなりなんなり漁っている。

ベジの街にいると肉が恋しくなるが、……コイツラの肉は少なくとも食いたくはない。

 

KATさんは福島出身で、やはり「あの日」が一つの契機になった、という話をしてくれた。

 

2011年3月11日。

 

以前、旅を共にしたリョウ君にも、この日は人生を考える機会になった、という話をしてもらったことがある。

これまでの概念が覆ることは、世の中にもよくあることで、それは人間個人にも当たり前のことである。

 

「アレ」が安全なものなどではないことは確かだし、しかしそれが実在する世界でどう生きていくのか。

 

彼らも、Moon Villageの人も、K女史も、同じところに行きつくのかもしれない。

 

それは、「対立・反対ではない、自分の生き方の確立」である。

アンチテーゼは独立した存在ではないし、対立の構造は、それを仕組んだもっと大きな何か(例えば政府や経済)に組み込まれた状態を突破するものではない。

 

わかった上で、どう向き合っていくのか。

それを再確認するということが、KATさんとこのタイミングと場所で出会う意味=カルマだったのだろう。さすがはガンガー沿いの街。これもまた、ディープリバーということか。

 

まぁ、長くなる話なので、これはまたいずれ。

 

昼飯はカフェ「ROYAL」で。

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ガンガー沿いに設置されたレストランの中でも、向き合う姿勢の席が付いたここはかなり景色もよく、風が気持ちいい。

 

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じゃがいものほうれん草ソース。まぁ、カレーだが、辛くはない。

このいかにもほうれん草な奴が食いたかったので、これでまたインドですることが減ってしまった。

 

遅ればせながらのガンガーIN。

今日は猿が近くにおり、インド人が警戒しろ、と教えてくれた。

犬や猿、牛等、主に食料等を奪う可能性のある生物に対する彼らの警戒感と憎悪は激しい。日本とは生活が懸かっているレベルが違うので当然だ。Gとかいても害でも何でもない。

ゴジラじゃないぞ!)

 

午後のヨガは昨日と同じ「RajendraYoga & Wellness Centre」。

 

そういえば、この教室が丁寧なことは前述の通りだが、呼吸法に時間をかけるのも特徴の一つだろう。結構重要な内容だと思うが、あまり他の教室では教えてくれないので、生徒の数は少ない方だが、お勧めである。

 

夕食は日本人3人で、RAWATへ。

昨日同じヨガで一緒になり、本日も一緒だったので。何だかんだ、日本人多い街だなー。

 

ってことはやっぱり数年後には韓国人だらけになるんだろうなー。

 

インドの旅の終わりが見えてきた。残り僅かな日数を大切にしていきたい、カレーとか。