新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第百十三話 Iが止まらない / そこからが勝負

出立123日目 インド38日目 ダラムサラ10日目

 

 

朝食後から体調を崩したようだ。なんか頭重い?

いつものポンカン(?)の皮を接種し、街へ出掛ける。

 

昨日見ていた服をやはり買うことにした。チベタンの店で、昨日見たところだったのだが、兄ちゃんが昨日の来店を覚えていたらしく、何も言ってないのに値引きしてくれた。

「昨日は850Rといったけど、君は他の店をいろいろ見た後、またうちに来てくれた。だから750Rでいいよ」

マジか、ありがとう。

 

聞いてみると、相手がチベタンだろうがインディーだろうがその他の外国人だろうが、基本的に金額は皆同じなんだ、と言っていた。

まぁ、吹っ掛けている感じじゃないし、そうなんだろうな。

 

しばらく休んで昼食に出掛けるが、これはマズい感じだぞ。フラフラしてきやがった……。

 

そんな中、昼食はこちら。

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「DHASANG」のドライトゥクパ、90R。

以前紹介した、初日昼に食ったモモスープや、朝食メニューとして肉まんとお粥セットを出している店で、常に地元民で賑わっている。

 

肝心のこちらは、簡単に言えば油そば。トゥクパの定め・コシがないフニャフニャ麺だが、マトンの粗めの挽肉の食感がいいな感じで、酸味のある、飽きない味が特徴。

教えてくれたK女史は、以前は毎昼食っていた、というほど。ニンニクが効いてスタミナバッチリ!

 

なんだが、やはり体調か、半分程度で箸が進まなくなってしまった。

まぁ、食い切ったけどな。さっぱり味じゃなかったら危なかったぜ……。

 

もう帰って寝るしかねぇ!とホテルに戻ると、本日のみドミに宿泊という日本人、Y女史に会う。

友人の結婚式があるので渡印。行ったことない街=ダラムサラに来たらしい。思ったより日本人に会わなかったんだが、街を案内してくれないか、と。

正常な受け答えでコミュニケーションをとっていたが、もうフラフラだ。当然、返事は1つ。

「いいっすよ」

 

1日経っているから言う。何してる、俺www

Y女史、1日しかいないっていうし、Lung-Taも休みだから(日曜定休)これから他の日本人見つけるのはシンドいだろうし、と思考が駆け巡ったわけである。

ルルを服用し、何事もなかったように歩き出す。

 

Peace Caféへ。

テントゥクが食べたい、チーズが好きということで、チーズテントゥクのある店こちらに。ボリュームもアホみたいにあるわけではないので、女性向けかな、と。

 

ラッシーをおごってもらいつつ、Y女史のインドやネパール旅行遍歴等々伺う。

雨季・夏季はやはりかなりしんどいらしく、このシーズンの観光がインドは一番の様だ。

ダラムサラとか北の方は4月がハイシーズンだが)

 

さて、脳内では『ウルトラマンネクサス』(※)の姫矢編ラストが再生されている状態。『英雄』が流れることで立ち上が……え?シンドいアピールがウザい?

珍しくあったイベントだから、盛り上がらせてくれ。

とにかくもうヤバい、次の適能者(デュナミスト)を探し出して光を引き継ごうと己を律しながら歩き出す。

 

チベットグッズの店へ。ダライラマ猊下のティーチングの冊子やら、「Free Tibet」系のグッズが取り揃っている。

缶バッジ20Rを購入。やっぱボッてないんだな、って感じの金額だな。これ鞄に付けて中国闊歩したら、目を付けられるのかしら。

 

しゃがんでグッズ見てるふりして誤魔化したりしながら、店を出る。

とそこに日本人・Mくんを発見!キター!次の適応者!

「ようこそ、The 3rd。君が3番目だ」と心の中で呟きつつ(実際は2番目だけど)、彼を巻き込んでダライラマ・テンプルへ。いよいよダメなら、というわけである。

 

先日のティーチングのおさらいをしながら見学し、その後はショッピングへ。

不思議なもので、保険がかかったことで余裕が生まれたのか持ち直し、なんとか観光案内完了。宿に戻って即就寝www

 

Y女史はもう少しショッピングする、と言っていたが、戻ってきた彼女はかなり買い込んでいた。

買うつもりのなかった(らしい)、ネックレス、簪、スマホポーチetc……。女性って本当に買い物好きだなぁ。

 

天気も荒れてきたし、ということで、そのまま就寝した。

まだ食べていないものも多いから(笑)、早めに回復したいものである。

 

 

(※)久しぶりに出典解説『ウルトラマンネクサス

 2004年放送のウルトラシリーズで、それまでとは一線を画した、リアル志向が売り。

・史上初、ウルトラマンになる人間(=適能者・デュナミスト)が作品中で代わっていく(映画含めると5人)

・史上初、ウルトラマンになる人間メイン2人が防衛チームに属していない

受け継がれる絆=ネクサスを合言葉に、ウルトラマンに選ばれることと光の持つ意味を問う意欲作だが、土曜日の朝とは思えないグロさ&登場人物のほぼ全員がトラウマや絶望を抱えた超絶鬱展開で、「鬱トラマン」とまで言われた。子どもが離れたのか、後半は短縮されてしまった。

が、演出やストーリー構成など、個人的には語りたいこと山盛りな名作。

・姫矢さん:TV版前半のウルトラマンで、ボロボロになりながらも主人公を支え、光を持つことの意味を見つけて闇の巨人を倒し、光の中に消える。

・「ようこそ、The 3rd……」TV版後半の適能者が現れた際のセリフで、映画版との繋がりを暗示する名言。

 

なお、主題歌『英雄』はカッコよすぎるサビのためか、出典とは関係なくニコ動のマットなどでヒット。