新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第百三話 Iが止まらない / 貧しさと豊かさと

出立113日目 インド28日目 デリー3日目

 

 

久しぶりのビール&夜更かしで、何となく起動に時間がかかったものの、朝食→チェックアウト。

11時アウトで電車が20時だから、かなり時間があるのだが、仕方がない。

 

JさんとFさんにお付き合いいただき、お散歩へ。

お昼を現地ケンタッキーで済ませる。

バーガー的なものをチョイスする。やはり、辛いのね……。

そして、当然のごとく、高い。1個100Rか。昨日のカレーと同じ価格……。格差社会……。

 

数km歩き、昨日行けなかったインド門へ。

 

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42mといったかな。ウルトラマンよりデカい。

イギリス統治時代の代物で、一直線上に大統領府が並ぶ。

 

ここで多くのインドボトムズが寄ってきた。

特にビーズブレス売り(アルファベット組み合わせて名前入れる奴)の少女の群れが、まぁ、しつこい。

写真撮っている間中、ずっとついて回る。

2Rとか言っていたが、どうせ後から金額が追加されていくのだろう(1文字2Rとか、1ビーズ2Rとか、そんなとこか?)

こまかいのなかったし、というか、いらないので、無視。

物乞いも当然おり、なんだか悲しい気分になってくる。

 

ゴミもほとんど落ちていない、平らに整備された道。門の下には花が整然と咲き、糊のきいた青いシャツに袖を通した小学生たちが、先生に誘導されて順番に記念撮影をしている。

その横で、彼らよりも幼い子どもたちが、今日の生計を立てるために、わずかな小金を必死で乞う。

 

偽善と言われようと、割り切れるものではない。

 

昨日と同じ、コンノート・プレイスへ向かう。

昼も少なかったし、私が食べたかったので、スイーツwww

 

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チョコレートトッフルと、「デリー デライト」の名を冠するアイス。

キャラメル味&ナッツ入りのアイスは食感もよく、甘すぎない。

トッフルも甘いがややビターで濃厚。言うことない。まぁ、口の中甘々だけどね、さすがに。

 

インド映画でも見るべさ、と映画館に向かうも、電車の時間との兼ね合いで諦める。

まだその時ではないのだろうが、1回は見たいよなー。

 

ショッピングで時間を潰し、夕食は昨日と同じレストラン「アンナブルナダバ」へ。

 

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チキンビリアニ。

圧巻はボリューム。1合くらいあるんではないだろうか。昨日と同じチキンカレーをベースにしているのか、味は申し分なし。というか、かなりうまい。コルカタのビーフビリアニといい勝負。

骨付きチキンがゴロゴロIN。カレーのコクと程よい辛味、レモンのさわやかさが完全調和と、矢車さんでもやさぐれない味だろう。

 

気づいたらいい時間になっており、慌ただしくホテルに荷物を取りに戻って、Jさん&Fさんとお別れ。

特にJさんとは2週間程度のお付き合いになった。頼る場面が多く、しかも意見を尊重していただき、過ごしやすかった。ありがとうございます!

 

発駅が少し離れたところにあったため、インドで初メトロ使用。

本当にインドか疑いたくなるほどの設備に茫然。イメージは名鉄。香港とか上海も同じ感じか。

最寄り駅の地下鉄の場所やらホームやら、その場にいたインド人たちがかなり親切に教えてくれる。

流石は都会。余裕があるし、当然金の要求なんかしてこない。過ごしやすwww

 

なんとかオールドデリーの駅に着き、電車に乗り込んだ。

片側に上中下3つのベッドが並び、向かい合わせで1ボックス=計6人の席と、通路を挟んで上下2段のベッドが並ぶので、8人が顔を見る形になるのだが、私以外がすべて、お友達のインド人。つまり、私だけ異分子wwww

 

大学生&教授の組み合わせと見立てたのだが、英語を話せる数人が話しかけてきたり、日記をのぞき込んでは日本語を不思議そうに眺めていたりと、興味津々。

正直、身なりが良かったので怖くはなかった(なんだかな、って感じ?)

 

しかも彼ら、こちらの降車駅を聞いてきて、「安心しろ、絶対教えるから!」といい、英語を話せない仲間にも「この日本人はパタンコートで降りるからな」と何度も触れ回っている様子。バナナもくれた。

何てイイ奴ら!

 

散々めんどくさいインド人ばっか見てきたから、こりゃあ嫌いになるわ、と着地点に苦労していたが、やはり民族を一括りにするのは根本的に間違っている。イイ奴はイイ奴だ。当たり前のことだけどさ。

 

トランプゲームをするからと、下段の席は追われたもののwww、彼らに見守られながら、無事就寝。

 

ガヤでの飛び降り事変の二の舞だけは避けたいところだ、と思いながら眠りにつくのであった……。