新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第九十八話 Iが止まらない / インド人の流儀

出立108日目 インド23日目 カジュラホ3日目

 

 

腹痛もすっかり回復軌道で一安心。

 

起床した我々は、食事処ない問題の解決のため、商店で食パンとジャムを買う作戦に切り替えた。

ホテルにはかつてレストランもあった名残で、屋上にテーブル等があるため、そこで朝食。沐浴湖を見ながらの朝食である。

雲一つない晴天のもと、早く眼前の湖では、人々の沐浴が始まっている。

 

本日は東郡と南群の遺跡見物がメインだ。しかし、そこまで面白いものがないとJさん。

 

それなら、ゆっくり散歩をメインにしようと、歩き出す。

 

向かう途中で多くのインド人がまた絡んでくるが、適当にあしらう。

単純にこちらに興味を持っている人間もいるのだが、この見極めは難しく、いちいち相手をしていると、道を進むのが困難。

なので、自分の気分に素直に従うことにする。

 

クリケットをやっている少年たちが、やってみるかと声をかける。

小さな子どもたちが「ハロー!」と外国人を理由に声をかける。

村の中にある遺跡群へ向かう長閑な道すがらには、彼らとの交流もあった。

……一か八か金を要求してくるところは相変わらずwww

 

15分程度で西郡遺跡に到着。

3つほどの寺院が固まっているエリアで、西郡に比べれば小さいが、似た構造の建物が多いが、西郡がヒンドゥー教寺院であるのに対し、こちらは「ジャイナ教」の寺院である。

 

ジャイナ教はインド国民の0.4%が信者であり、設立は仏教と同じ頃とされる。ヴァルダマーナを祖にし、カーストを否定したため、下位カーストに主な支持を集めているようだ。

解脱のために厳しい修行、戒律が設けられ、不殺生・無所有をよしとし、それ故に信者はインド国内で、仕事の面においても信用される、らしい。

いかにも宗教国家的な考え方でよろしいが、それなら安心だろう。

 

ちなみに最高の状態は無所有を極めた=裸で暮らす状態らしい。

なるほど、だからご本尊は丸出しなのか。 

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寺院を見ていると、ご本尊についてや、参拝の仕方を丁寧に教えてくれ、ライトも貸してくれたおっさん。

ああ、さすがはジャイナ教徒。信用されるだけのことはあるな!

と思っていたら、お布施の要求。やっぱりか、インド人。

そりゃそうだ。土台はインド人。

 

炭酸飲料で喉を潤して、南群の遺跡は点在しているため、取りあえず良さげな近場の一つを見に行く。

 

こちらはヒンドゥー教寺院で、やはり西郡寺院の縮小版。東郡も南群も、欧米人観光客はあまり見かけない程度だ。やはりドマイナーだな。

 

地元インド人観光客に乞われ、一緒に記念撮影。外国人が珍しいのかな。

次はオヤジと~と意味不明に人気。やっぱりバックは遺跡ではなく、何でもない道。やっぱり自分大好きインド人。

 

昼食は息にも見つけた、ローカルの店。丁度欧米人が入っていたので、いい店に違いない、と入店。

おお、ようやく手ごろな価格の店www

ちょっとホテルから離れるが、メインから一本入ったら結構あったんだなぁ。

 

ベジプラオ=インド炒飯とココナツラッシーを注文。計80R。そうそう、こういうことだよwww

 

プラオはインディカ米でパラパラに仕上がり、いい感じ。

ラッシーは、細切りココナツがそのまま入る贅沢仕様だが、そもそもココナツとの組み合わせが合わないなぁ。

 

そこから見える遊園地に行ってみた。地元インド人しかいないので、ものすごく視線を感じるwww

回転系の遊具が多く、いや、しかなく、小さいものは大人が手で回し、大きいものは発動機というか、エンジンというか、それと滑車や車輪を利用した、理科の授業を思い出す様な仕組みだ。

10とか15Rとかで乗れるので、やはりローカル専用だろう。商売人があまりいなく、緩めの絡みで和むわーwww

 

アイスを購入。ストロベリー味、10R。

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乳成分が多くなく、空気を多く含んで軽めでコストを抑えている様で、ギャバンの蒸着タイムと同じくらいの速さで溶け始めたが、味は悪くない。20円以下で食えるものとしては、最上級だろう。

 

ホテルで休憩後、夕食→ダンスフェスティバルで昨晩のリベンジである。

 

夕食は昼と同じところで、トマトとジャガイモのカレーとライス。

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ガーリックが効いた、炒めたタイプのカレーで、若干オイリーだが、ボリュームも程よく、美味。50+ライス35R。

ラッシーがおいしかったので、スイートとプレーンを頼んで15+10R。

これで110Rとは、コスパが良過ぎる……いや、昨日までが高かったのかwww

 

どうせ押しているだろう、ということで、ダンス会場に併設された、民族衣装資料館の様な所へ。

ここが予想以上によかった。

デザイナーが手掛けた服が展示されさらに、その服を着たインド人がおり、全身タイガーという意味不明なおっさんがいたり、可憐な少女がいたりと、写真を撮っていて飽きない。向こうもノリノリで、一緒に撮影。楽しかった。特に女の子な!!

インドの女の子って顔小さいんだよなー。つーか、子どもは濃い顔が育ち切る前なので、女の子も男の子もかわいい。育つと軒並み基本怖い顔だけどな。

 

ダンスは1組目が終わったようで、2人組の男女ペアで、これがかなり良かった。

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多少のストーリー性が何となくわかったり、アクションに変化があったりで、見ていて飽きなかった。

続く5人組の女子は華やか、3人組の男子は軽やかだが、時間を経るごとにまぁ、飽きていく。仕方ない。そんな感じで切り上げである。

 

カジュラホは遺跡がかなり面白く、村の自然も見ていて和むものがあるが、人は慣れなければ、やはりウザいwww

そして雨季からずれているので晴天に恵まれ、気温もちょうどいいし、ダンスフェスは結構面白い(大体20時くらいから遅れていくとちょうどいい)ので、今ぐらいの時期がお勧めかもしれない。

 

翌日は移動日。この日記がアップされる頃には、現地ホテルであろうが、さて……。