新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第九十二話 Iが止まらない / 真理、初転法輪の地で熱に浮かされる

出立102日目 インド17日目 サルナート2日目

 

 

倦怠感が体を支配する。

昨晩10時過ぎごろから急に体調が悪化。風邪をひいたらしい。

 

休んでいたいところだが、朝6時から勤行があるので、取りあえずMoon Villageでもらったポンカンの皮でチャージする。

 

基本的には昨夕と同じだが、朝は隣のストゥウーパの周りをまわって太鼓&「南無妙法蓮華経」という動きが加わるようだ。

朝の清々しい空気の中で、身が引き締まる思いであった。

 

しかし体調は下降線。ポンカンの皮のほか、そういえばと実家の梅干を接種。うわぁ、効く!!

風邪薬も服用して睡眠。お昼過ぎには動けそうなまでに回復した。

取り合えず、昨日見ていないものを見なければ……。

(※基本的に絶対安静じゃなきゃだめだぞ!インドをなめちゃいかん!)

 

朝いただいたチャイの食器を返しに行ったところ、ちょうどお昼時で、ご飯をごちそうになった。

ダルとカレー炒め。街の食堂で供されたご飯が覚めていたのに対し、ホカホカでパサついていない!うれしい!

 

そしてカズさんと話す中で衝撃の事実が。

日本人じゃなかったorz……

 

肌も浅黒くないし、流暢な日本語だし(イントネーションはインドに長期滞在して影響されたのかと思った)、意思疎通に支障ないしで、全く気付かなかった。

滞在しているインド人たちは、家族や知り合いらしい。

住職は18日には戻ってくるそうな。

 

うーむ、あんなにきれいにお経を唱えるインド人か。世界は広いなぁ。

 

巨大な「ダメーク・ストゥーパ・モニュメント」は約44mで、ゾフィー兄さんとニアな大きさ。

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一部破壊されているようだが、6世紀に造られたものの模様まで残っていれば、たいしたものだろう。

 

一枚目の手前のインド人は、木をバッグにお互いを取っていたが、私のカメラに慌てて気づいたように遺跡を撮る。

自分大好きなところも中国人そっくり。かわいいじゃないかwww

 

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かつての僧院の跡もあり、ナーランダーを彷彿とさせる。レンガ造りで雰囲気バッチリだ。

 

こちらは入場料が必要なのだが、遺跡群の中に緑地が広がり、市民の憩いの場となっている。

まぁ、入場料が100Rとやや高めのため、入場できる人間はお察し。

おかげでこちらは平和でしたwww

 

やはり生活にゆとりがあるのは大切なことか。

 

この向かいにある考古学博物館も、ストゥーパと並んで観光客であふれている。

建物の前に多くのツアーバスが並んでおり、これで欧米人や日本人が来ていることが推察される。

 

ホテルもそれなりにある街だが、日帰りが多いんだろうな。

 

仲は撮影禁止だが、石仏や遺跡の支柱、ヒンドゥーの出土品なども展示されている。

しかし、日本の博物館の展示もそうだが、英語表記の内容雑すぎないか?

例えば日本の展示では、、「釈迦如来」も「阿弥陀如来」も、英語表記はだいたい「BUDDAH」。いや、そうだろうけどさ、伝わらないよね!

おそらくインドの博物館も同様なのではないだろうか。ほとんどブッダじゃねぇか。

 

ホテルに戻って夕方の勤行。む、何だが人が多いぞ!インド人も信心深いんだな!

終了後に飴を供するのだが、それ目当てってことはないだろう!

 

体調が悪いので、夕食は取らずに早めに休むのであった……。

(UP時はすでにバラナシだけどな)