新劇場版 世界の果てまで行って:破

新劇場版 世界の果てまで行って:破(仮)

このブログは、特撮オタクの私が、5年半努めて勤めた会社をやめて、ユーラシア大陸をめぐる物語である。〈背景のモデルはフルスクラッチです:自慢〉

第八十一話 Iが止まらない / ニケツーリングで悟りへのロード

出立91日目 インド6日目 ブッタガヤ2日目

 

まとめてUP最後ですww

 

マハボディ寺へ、朝の瞑想へ。

出発時間が遅れたため、15分ほどしか時間が取れなかった。残念。

 

アソサンが寺の通路で店をやっているというので覗き、今日の予定を確認する。

戻ってHさんと金額を確認し、OKということで、昨日の食堂へ。

 

食事しながらコースと金額を確認した我々は、彼の友人のバイクに3ケツして出発。

3ケツっておい!wwwノーヘルだし、日本なら確実にアウトだな……。

 

今回巡るのは、仏陀が悟るに至る道だ。

昨日のマハボディ寺は終点であり、その前に2か所、行くべきところがあるのだ。

 

橋を渡って進むバイク。

道の舗装はされていないが、代わりに見渡す限りの素敵な景色!

 

途中で地元の子どもたちが手を振ってくる。笑顔で応えると笑顔を返してくれるぞ!逆もまた然りだ!

インドの子たちはもちろん物乞いもいるが、笑顔がキラキラして幸せそうだ。皇帝ゼットではないが、そのキラキラは求めるに値する。

 

さて、まずはアソサンがトトロの木と呼ぶベンガル菩提樹バニヤン・ツリー)である。

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かなりデカいので、アソサンの言いたいこともわかるな。

 

悪路を走行し、やって来たのは前正覚山。

仏陀が修行のために6年苦行を行った山である。

 

物乞いロードを歩いて進む。

街より高い価格で売られたビスケットを、彼らに配るという完全地元還元型の商売が行われているが、無視。

まぁ、子どもたちは物乞いしつつも人懐っこい。

 

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こちらの洞穴で6年断食の修業をしたという。

 

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内部。断食で痩せこけたシッダールタ。

あまり人はいなかったが、チベット僧なども来ていた。ここでもしばし座線を組む。

 

帰りは仏心が増していると思ってか、物乞いの攻勢もアップするが、対等ゆえに施さずという精神のもと、スルーしてバイクで移動。

 

6年もの苦行でも悟ることのできなかった仏陀は、山を下り、やって来たのはセーナ村。

骨と皮だけになった彼に対して、スジャータという娘が乳粥を差し出した。

生きてこそ見える道があると諭された彼はこれを食べ、その後菩提樹の下→マハボディ寺で悟るに至ったというわけだ。

 

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現在はセーナ村はスジャータ村とも呼ばれ、乳粥を渡したという場所はこんな感じに寺院に。まぁ、微妙にありがたさがないじゃんよwww

 

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こちらはスジャータの元住居に建てられたストューパ跡である。

 

ツアーを終えた我々は街に帰り、昼食を取った。

慢性的おつり不足から敬遠される500R札(何で作ったんだよ、じゃあ)を、銀行に両替に向かう。

そんな私に話しかけてきたインド人。

「どこ行くの?」

「銀行だよ。両替してもらいたいんだ(Hさんによると、してくれるところもあるらしい)」

「ちょっと待って」

私の英語がよく伝わらなかったため、別のインド人の元へ。

日本人妻がいるというインド人、バリバリの日本語使い。彼と話すと、銀行はしてくれないだろう、とのこと。

「そこの店の人が知り合いだから、頼んであげるよ」

と最初のインド人が交渉して、崩してくれた。日本語使いのインド人はゲストハウスもしているから、また遊びに来て、と言ってくれた。

お礼を言って別れる。

現段階では信用していいかわからない。しかし、頭ごなしに否定するだけでは、この国に来た意味がない。

アソサンもそうだが、距離感を図りつつ、関わりを楽しむ。この癖を更に磨いていかねばな!

 

その後、日本寺で瞑想。なかなかいい感じになってきたな。悟りはしないだろうけど。

 

夕食はいつものところでターリー。

昨日の昼に見たより豪華になっている(ロティが増えた)気がするが、まぁ、いいや。損してるわけじゃなし。

ライス・カレー・ダルはおかわりできた。Hさんの情報通りだ。

 

昨日Nさんやアソサンと会った店に行くと、やはり酒盛りしている。

今日のお礼をアソサンにしつつ、話を聞く。Nさんから、ラージギルを進められた。日帰りもできるし…とのことだ。あまり動きたくないけどwww、せっかくだし検討しよう!

 

明日は街でまったりできそうだな。

そういう方が好き、っていう。