第七十九話 Iが止まらない / 真理オン・ザ・トレイン
出立89日目 インド4日目 コルカタ4日目
宿のWi-Fiの関係で、3日ぶりくらいwww
できる範囲で連投しやす。
移動日!とはいえ、出発は夜である。
宿の朝食を済ませ、昨日入手に失敗した電車のチケットを再度貰いに行く。
4キロの道のりを歩き、窓口の開く10時を少し回った辺りで着いたのだが、既にかなりの人がいる。
窓口で入力フォームをもらうと、「24」の番号が振られており、おっさんが今呼んだのは「3」。
窓口は2つしかない。こ、これは……。
やはりかなり待つ。その間にお金を降ろしたりしてみる。ようやく順番が来て、発券が終わったのが12時過ぎ。うーむ、かかったなぁ。
宿のチェックアウトが12時だったため、慌てて戻る。腹が減って屋台が気になるが、宿はかなり人がうまっており、つーか追加料金とか嫌だ!
良心的に通常の宿代だけですんだよ、サンタナ。
さて、今回宿から歩いていける距離にある駅・シアルダー発のため、出発は23:05である。
そんな時間にインドの街歩くほうが怖いっちゃ怖いが、大通りなので、まぁ、いけるっしょ!
荷物を宿に預け、昼飯に行く。昨日食べられなかったビーフカレーをリベンジ。
おい、カレーの量少ないな。
案の定足りなくなった。追加いるか、とインド人。おそらく2杯分の金額要求されるだろうが、背に腹は代えられない。なにより、うまい!
肉が柔らかく、つーか具が牛しかないのだが、コクがあって味が濃い。ザ・カレーって感じ。まぁ、多少高くても許容だな。つって合計100円ちょっとだしなぁ。
案の定だったが、しかし、最初の量を少なくしてたんじゃねぇの、この親父。
これぞインド、って感じ。
足りなかったので、別のお店でエッグロール食べてみる。肉厚生地がうまい。20R。
つーかさ、日本の(タイもか)インド料理屋の金額考えると、あいつらボロ儲けだなぁ。
でも地元長野のインド料理屋はうまくても割とすぐつぶれる。高いからだと思う。
仕送りすること考えると、多少多めに稼ぎたいんだろうなぁ……。
その後、昨日一緒に動いた女の子・Yちゃんと近くのマーケットに。
スーパーらしい店は珍しいが、キレイで商品が見やすい。多いのは道に面した個人商店で、商品は盗難防止のため、ほとんど手に取れない形式だからだ。
お菓子をいくつか選んでレジに行く。合計30R。しかし、100R出すと釣りがないと言い張る。
意味不明www仕方がないので金のある10R分だけ購入。商品投げるなよ!ビスケットだぞ、割れんだろ!
学がない奴はこれだから困る。
ホテルに戻ると、別ルートで観光していたH君とAさんが戻る、彼らもマーケットで同じことがあったらしい。
宿の人によると、インドは慢性的な札不足で、おつりを渋るケースが多いらしい。
売れないけどいいの?
どうやら個人商店ならいざ知らず、チェーン店は自分の懐に関わらないから、オペレーション重視らしい。いや、意味わからんわ、やっぱwww
あと、アイスが高い。カレー1杯より高く、日本円に近い。
冷凍システムが高いのだろうなぁ……。
まだ暇なので、ヒンドゥー教寺院に行ってみた。
インドの観光地は、朝と夕方だけ開いている、というのが多い。ここも午後は16時半から、ということだった。
ビルラー寺院である。
かなり外観は立派。入場無料。靴を脱いで預ける形式で、中は撮影禁止。
三つの塔に、右からシヴァ神、ラーナクリシュナ、ヴァーティが祭られ、手前の小さい祠にハヌマーンとガネーシャがいる。
見ていると、ラーナクリシュナのところのおっちゃんが手招きしているので行ってみると、金平糖の様な白い砂糖菓子を手のひらに乗せられた。食べて祈ればいいらしい。
やだ、おいしい。
外に出ると、ガードマンのような人、熱心に上記の神様のことを教えてくれた。
ああ、自分の宗教を異国の人間に伝えたいんだなぁ、とか思ってたら、金を要求してきた。
おい!
無視して靴預け場に行くと、これまた金を要求してきた。
最初は100Rとか言っていたが、「高い」というと50Rとか下がってくる。つーか地元民払ってないじゃん。最終的に10Rだけで済ませた。払わなくてもいいんだろうが、何なんだろう。
これがインドかと思う反面、つーかお前ら、目の前にいる自分たちの神に恥ずかしくないの?と思う。
インドらしいなぁ、と笑えるんだが、何というか、宗教の品位が下がるのは否めないよな。
やはり宗教がすくうのは足元だけか。
微妙にすっきりしないまま宿に戻る。→これを受け入れられないとインドの旅はきついらしいよ。
宿に戻ってしばらくして、AさんとYさんとH君とで夕食を食いに行く。
おとといと同じ「yam-ee」でベジ炒麺(こっちはチョーメンという)。
ちょっと味が濃いがうまい。なぜか置かれているケチャップとマスタードで味変して食べる。
AさんYさんペアはここでお別れ。バラナシに行かれるそう。
そしてこちらも出発の時間に。
情報交換もかなり進み、居心地の良い宿であった。おそらく、今後も利用するんだろうな、支店も。
偶然同じ電車に乗る人。Y君が宿にいたので、一緒に歩くことに。
ホテルを出てまっすぐ進む。時間は22時過ぎ。アレ?意外と明るくて人が多いぞ?
うーむ、インド、予想がつかなすぎる国。
乗る車両自体は離れているため、到着時に再度会う約束をして、別れる。
今回使用する車両は「SL」という、横になれるけど枕も掛布団もないボトムズ車両。
周りはインド人だらけである。
荷物にチェーンを巻き、周りに一応ガヤで降りる旨を話して、目覚ましをセットして鞄に入れる。
23時過ぎ、ほぼ時間通りの出発で、眠りにつく。しかし、駅に到着の旅電気が点いたり、うるさかったりで、眠れない。
3時過ぎに寒さに目が覚め、着込んでULダウンを掛布団にして再就寝。
しかし、この一連の行動が、のちに悲劇を生むのであった……