第四十二話 熱狂のC/アンコールは囁く
体にみなぎるお酒の力!アンコール・ボディ!顔レッド!
さぁ、ゲキレッドの挨拶からスタートですが、前日0時半着のバス、やってくれましたよ。
実着時間:4:00。
なんでやねん!!!!!!
こっちのバスやみても所要時間変わらず……こ、こいつら、舐めてやがるっ!!
プノンペンまでの余剰時間を合わせると、所要時間+5:30。深夜バスでも6:00着予定が11:30になる寸法だ。あれ、チェックイン考えるとちょうどいいな。そういうことだ!
そんなわけで、昼食後にレンタサイクルで出かけました。
カンボジアのハイライト・アンコール遺跡群に!!!
こちらはカンボジアでかつて栄えたクメール朝の首都の後である。
1Day、3Day、7Dayでパスを作るという、なかなかしっかりした料金体系であるが、今回は使っても2Dayまでだろう、ということで、1Day20ドルに。しかし、カンボジアは物価が高い。
まずは教科書でもおなじみの、アンコール・ワット。
「ワット」ということで、ヒンドゥー教寺院である。
12世紀の建築物で、各部にこれまで見てきたヒンドゥー教の様式が取り入れられている。しかし、現在も修復中なので、ひょっとしてまた内戦とかで……カンボジアなので、キリングフィールドでもふれた、ポルポト大好きな虐殺集団、クメール・ルージュの仕業かと思ったら、案の定そうであった。仏像の首が悉くないのは、彼らがはねたかららしい。まったく、ろくなもんじゃないな、共産主義。
現在は日本の支援の下、修復作業が行われており、よく見ると正面も一部過程にある。
しかも、そのおかげで日本語解説のありの箇所も。いいぞ、ODA!
それにしても、圧巻である。
まず敷地が広い。数キロに及ぶ敷地の真ん中に立っているので、移動も一苦労。脇道なんか、お土産売りのおばちゃんにつかまりまくる。
壊されているとはいえ、石を積み上げてこんなデカく、細かいものを作るなんて、どうかしている。装飾は内・外問わず、微に入り細に入る。
そしてこれは先入観だが、中に入れるとは思わなかった。
日差しがないためにひんやりとしており、各廊下壁面には、過去の戦争(宗教的なもの)や神々の戦いが描かれている。
続いて更に広い敷地に建つ、アンコール・トム。
こちらは敷地内に複数の遺跡があるのだが、なかでも有名なのはこちらのバイヨンだろう。
観世音菩薩をまつっているらしく、ということは仏教施設になるのだが、とにかく顔だらけ。
右みても顔、左みても顔、ちょっと上や下見ても顔。ぐるりと回ってみても顔。
というか、門からしてデカい顔。顔顔顔顔……!
しかも微妙にドヤ顔みたいのもあってムカつくっ!!
ちなみに本日は13時半過ぎに突入したが、毎日5:30~17:30の12時間OPENで、朝日見ることも可能。
したがって、残りの遺跡はものっそい駆け足で回りましたが、日が落ちつつも、粗方見終えた。一日券で余裕じゃん、と思ったが、どうやら結構離れた場所の遺跡も同じ券で見れるらしい。
そちらも見るなら、3日券が40ドルでお得だろう(いや、高いけどね)。
そんな訳で、自転車を使えば1日で主要遺跡は回れる(まぁ、数十キロ走るんだが)ので、朝からのんびりの散策をお勧めしたい。
それにしても、超古代の力が宿らないことに(以下略)
明日はツアー参加で、遺跡以外の名所を回ってみるよん!